金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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58:平岩弓枝 『かくれんぼ―御宿かわせみ〈19〉』

2005-07-19 19:50:36 | 05 本の感想
平岩弓枝『かくれんぼ―御宿かわせみ〈19〉』(文藝春秋)
★★★★★

しばらく離れていた間に未読の巻がたまってしまってた。
沢口靖子主演のドラマではじめて知って、高校時代の終わりに
むさぼるようにして読んだシリーズです。
五年ぶりくらいに手に取ったのだけど、いっきに引き込まれて、
もう一度最初から読みたい!と思ってしまった。
作中時間について、最初はサザエさん的なとらえ方をしていたのだけど、
刻々と時代は流れ、開国、攘夷運動、とうっすら不穏な空気が感じられます。
東吾も源三郎もばりばりに幕府側の人間だしな・・・。

花世と源太郎のやりとりが可愛い。
るいの膝から放り出される東吾に笑ってしまいました。
コメント
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