金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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57:川上弘美 『ゆっくりさよならをとなえる』

2005-07-18 19:49:03 | 05 本の感想
川上弘美『ゆっくりさよならをとなえる』(新潮社)
★★★★☆

小説にはとらえどころのない不思議な感じのものが多く、
本によって合う・合わないの差が激しいのだけど、
エッセイの印象は安定して良い。
『センセイの鞄』を評して、山田詠美が確か、
落雁にたとえていたと思うのだけど、言い得て妙。
のびやかで、はかなくて、ほんの少し悲しい感じ。
江國香織の書く世界と、ほんの少し通じるところがある。
コメント
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