金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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257:アンソロジー 『蜜の眠り』

2006-11-28 13:25:48 | 06 本の感想
アンソロジー『蜜の眠り』(廣済堂文庫)
★★☆☆☆

籐子ちゃんライブラリーから拝借。
女性の性愛をテーマにしたアンソロジー。
執筆メンバーは明智抄、榎本ナリコ、恩田陸、柴田よしき、
島村洋子、中村うさぎ、姫野カオルコ、松本侑子、
水樹和佳子、横森理香。
恩田陸「睡蓮」と柴田よしき「化粧」は既読。
両方とも初出はこの本だったみたい。

アンソロジーは力量の差があからさまに出てしまうものだけど、
これはひどいなあ……。
聞いたことのない名前が三つ、と思ったら漫画家さんでした。
明智さんは比較的うまかったけれど、あとは……うーん……。
漫画という形で出したほうがよかったんじゃないかな……。
中村うさぎさんの「幽霊」は文体のテンションに抵抗を感じてしまった上、
オチが早々に読めてしまって残念。

コメント (2)
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