金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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125:星亮一 『奥羽越列藩同盟』

2008-12-12 19:24:15 | 08 本の感想
星亮一『奥羽越列藩同盟』(中公新書)
★★★★★

会津藩救済を目的として発足した列藩同盟は、
明治天皇を抱く薩長新政府に対抗して
輪王寺宮公現法親王を擁立し、
東日本政府樹立に向かって結束を固めていくことになった。
戊辰戦争における仙台、米沢、会津、庄内、秋田、長岡
各藩の事情と人物、敗戦後の顛末を追う一冊。

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読後、陰鬱な気分に陥ってしまったけれども、
おもしろかった!!
どんな単位の集団であっても、
利害関係や権力争いってあるよね……。

ところで、この本を読んで初めて気づいたことが。
南部藩といえば浅田次郎の『壬生義士伝』。
大野次郎右衛門って架空の人物だったのか……!
多少の創作は入っているにしても実在の人物だと思ってたよ!
実在の家老・楢山佐渡をモデルにしたようだ。
コメント
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