金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

130:はやみねかおる 『都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸 下』

2008-12-14 20:51:51 | 08 本の感想
はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸下』(YA! ENTERTAINMENT)
★★★★☆

正直、頭脳集団が出てきたあたりから、
「なにそんなおおげさぶってんの?」
とイマイチ入り込めなくなってたのだけど、
今回は単純にお話としておもしろかったな~。
お約束のオチもあり、意外な展開もあり、
楽しんで読めました

お父ちゃんズの話は気恥ずかしくてしょうがなかった。
特にイラスト。
そして「おまけのおまけ」では、「真田って誰だっけ」状態。
シリーズものは前巻から間が空くとよくないね。
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129:はやみねかおる 『都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸 上』

2008-12-14 16:57:35 | 08 本の感想
はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸上』(YA! ENTERTAINMENT)
★★★★☆

ネット上の掲示板で目にした栗井栄太からのメッセージに応じ、
「IN塀戸」のお披露目に参加するため、塀戸村にやってきた
内人と創也。
命の危険はないはずが、謎の人物Xに殺されかける二人。
Xは誰なのか? 
そして岩と岩の間から見えた空飛ぶ円盤は本物なのか?

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おもしろかったんですが、おばちゃん、
もう内輪ノリについていけません……
ファンだったら楽しめそうだけど。

『バオー来訪者』って、この本のメイン読者層は
まったく知らないのでは?
ちなみに『バオー~』は、『ジョジョの奇妙な冒険』の
荒木飛呂彦氏の、20年以上前の作品です。

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128:小野不由美 『くらのかみ』

2008-12-14 15:25:18 | 08 本の感想
小野不由美『くらのかみ (ミステリーランド)』(講談社)
★★★☆☆

真っ暗な部屋の四隅に四人の人間が立ち、壁伝いに歩いて
次の子の肩を叩きながら部屋をぐるぐる回る。
四人では成立しないはずのそのゲームを始めると、
四人が五人に増えている――。
後継者選びのために「本家」を訪れた子どもたちが
その遊びを始めたら、四人が五人に増えていた。
そんななか、後継者選びにかかわる事件が起こり、
「なぞの一人」を含めた子どもたちは事件解決のために
推理を始めるが……

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ファンタジー要素がないと成り立たないミステリーなので、
真剣に推理しようとしながら読んでいた人は怒るだろうなあ……。
小野不由美はほかに『東亰異聞』『屍鬼』しか読んでいないのだけど
(十二国記には食指が動かず)
個人的には可もなく不可もなくといったところ。
登場人物をもっと少なくできないのだろうか。
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127:よしもとばなな 『サウスポイント』

2008-12-14 10:13:50 | 08 本の感想
よしもとばなな『サウスポイント』(中央公論新社)
★★★★☆

偶然訪れたスーパーで耳にしたハワイアンの調べ。
その歌詞は、自分が幼いころ初恋の男の子「珠彦くん」に送った
手紙の一節だった。
大人になり、キルト作家となっていたテトラは、
その歌い手「ユキヒコヨシムラ」にメールを送り、
会うことになるが、現れたのは「幸彦」であり、
「珠彦」はすでにこの世にいないという。
「珠彦」のキルトを作るため、テトラは
彼の住んでいたハワイに向かうことになる。

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宗教とかインドとか、ばなな作品ではよくある家族環境なので
「またか~」くらいにしか思っていなかったのだけど、
「マオ」って名前で気づきました。
『ハチ公の最後の恋人』ね!
懐かしいなあ

初恋の回想に胸キュンだけど、
冷静に見れば、確かに気持ちの悪いストーカーレベルの執着だ
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