金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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126:江國香織 『神様のボート』

2008-12-13 19:07:26 | 08 本の感想
江國香織『神様のボート』(新潮社)
★★★☆☆

「あのひと」と「骨ごと溶けるような恋」をし、
「あのひとのいない場所にはなじむわけにいかない」と
娘を連れて引越しをくり返す葉子。
そのかたわらで「パパ」の話を聞かされながら
成長していく娘の草子。
草子が成長するにしたがい、母娘の関係は徐々に変化し、
現実を知るようになった娘は母や旅する日々から
離れていくことになり……

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蔵書整理のため再読。
だいぶん前に買った雑誌に、書評家たちが
女性作家の恋愛小説から作家別にベスト3を選ぶコーナーがあり、
それを読み返して、古本屋で買ったまま放置していたのを
思い出した次第。
個人的には、つまらなくもないけれど、
特に好きでもないといったところ。
はっとするようなフレーズはいくつかあるけれど。

ちなみにその雑誌で挙げられていた江國香織のベスト3は

①『号泣する準備はできていた』
②『神様のボート』
③『間宮兄弟』
コメント
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