金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

69:岡本綺堂 「修禅寺物語」

2009-12-12 21:07:32 | 09 本の感想
岡本綺堂『修禅寺物語』
★★★☆☆

伊豆修禅寺の面作師・夜叉王は、
鎌倉幕府の二代将軍・頼家の命を受けて面を打つが、
何度試みても死相が現れてしまい、
献上することができない。
待ちきれず自ら受け取りにやってきた頼家は
面を気に入り、持ち帰るとともに、
関白大臣将軍家のそばへ召し出されることを夢見ていた
夜叉王の姉娘・かつらを見初め側室として迎えいれるが、
北条の討手が頼家を狙って迫っていた。

***************************************

明治期に発表された岡本綺堂の戯曲。
中学の頃から好きだった皇なつきが
漫画化したもの(『梁山伯と祝英台』所収)しか
読んだことがなかったので、
旅行の予習として、青空文庫にて読む。

展開速っ!!

桂は、出会って一日も経ってないというのに、
よく頼家のために死のうと思ったものだ。


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静岡は意外に遠い④

2009-12-12 20:57:19 | おでかけの記
修禅寺や蒲冠者範頼の墓を見て、修善寺駅に戻り、
今度は浄蓮の滝へ。
旅行二日目は、たいてい移動中に寝ている。
往復1時間強のバス移動中、例にもれず寝る。
浄蓮の滝はわさびづくし。
滝の近くにはわさび田、みやげ物もわさびグッズ、
わさびフード。
わさびが食べられない人間にはまったく食指の動かぬ品揃え。
浄蓮の滝は観光バスのツアーコースに入っているらしく、
白糸の滝とはちがって大賑わいでした。

帰りの電車でも寝る、新幹線でも寝る。
旅行中はなぜこんなに眠くなるのか謎。
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静岡は意外に遠い③

2009-12-12 20:41:21 | おでかけの記
翌日は晴れ。
お部屋から見た風景。
最初のトラブルのせいで、心情的にどうしても
手放しで礼賛はできなくなってしまったけど、
ずっと川の音が聞こえていて庭の紅葉も美しく、
素敵なムードの旅館でした。
これはもう、人間関係でも仕事の上でもそうなのだろうけど、
どれだけ心をくだいてフォローしても、
第一印象を覆すのは難しいのだなあ。
おわびにお土産をいただきました。

富士宮では紅葉はすでに散った後だったけれど、
修善寺温泉のあたりはまだまだ紅葉真っ盛り。
観光地らしく、人もたくさんいました。
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静岡は意外に遠い②

2009-12-12 20:24:55 | おでかけの記
富士宮から修善寺まで移動したら、
天気の悪いせいか、夕方なのにもう真っ暗。
今回のお宿は、大奮発して宿泊料がお高い老舗旅館A。
しかし到着早々、旅館側のトラブルでテンションだだ下がり。
「もう帰りたい……」
とつぶやき、
「ダメダメ!ポジティブシンキング!」
とたしなめられ、夜ごはん。
いのしし鍋と会席のコースでした。
いのしし肉を食べたのは初めて。
「牛でもない、豚でもないから、いのしし」
という感じ。
鍋の味付けのせいか、前もって聞いてたほどの癖もなく、
おいしかったです。
旅館のコースはただでさえたいてい食べきれないのに、
それにいのしし鍋が加わったので、
どちらも食べきれず、せっかくのお料理がもったいなかった。

旅館に備え付けの「伊豆文学紀行」みたいな題名の
ガイド本がおもしろかったです。
「杉本苑子は伊豆に住んでおられる」
という言い回しがツッコミどころ満載。
井上靖の「あすなろ物語」に登場する女の子のモデルとされる
女性のインタビューが載ってたのだけど、
「こういうことがあって、靖さんがわたしにチュッとキスしたの。
 靖さん、初めてだったと思うわよ~」
みたいなことをしゃべってて、いたたまれない。
死後、本人が隠しておきたかったかもしれない日記や書簡も
活字にされちゃって、昔の文士って、
芸能人以上にプライバシーないよね。
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静岡は意外に遠い①

2009-12-12 20:05:53 | おでかけの記
ものすごく久しぶりに二連休が発生したので、
旅行に行ってきました。
隣県の静岡だから旅行って感じもしないけど……
と思ってたら、これが遠いのです。
静岡には新幹線の駅が6つもあるけれど、
大部分の駅はこだましか止まらないのでは!?という不便さ。
名古屋→静岡→富士宮で所要時間2時間。

まずは音止めの滝と白糸の滝を見に行ったのだけど、
朝から雨。
オフシーズンのためか、滝周辺のお店はしまってました。
しかも、私たち以外誰もいない……
わたしの旅行はたいていオフシーズンなので、
観光地らしい賑わいに遭遇したことなんて稀だけど。

白糸の滝の中のいちばん大きい滝は、
流れてくる水が大量の白い粉末に見える。
これがこの勢いで流れ続けてるって不思議。

富士宮市街では、村上弘明風のお兄ちゃんが一人でやってる
お店で富士宮焼きそばを食べました。
なんか、麺がふつうと違うの??
B級グルメで町おこしをしようとしているのかしら、
店内で見知らぬおじさんが「うまい!」と言っていた
ミルクラーメンが気になりました。
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