金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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ドラマ:『ファン・ジニ<1>』

2010-12-19 23:02:13 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
ドラマ:『ファン・ジニ<1>
★★★☆☆

寺に預けられて育ったチニは、寺の外に出ることを許され、
記憶にかすかに残る母を求めて町へ出る。
外の世界で、美しい妓生たちの舞を見たチニは
その舞に魅了され、妓生になりたいと願う。
後継者を探す松都教坊の行首・ペンムに
その才能を見いだされ、松都教坊に足を踏み入れるチニ。
そこには母であるヒョングムがいた。
精神的ショックで失明したヒョングムは、
自らと同じ道を歩ませないためにチニを手放したのであるが、
チニは自ら進んで妓生の道を歩み始めるのだった。

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韓国のドラマは「冬のソナタ」で「もういいよ……」と
思っていたのだけど、史劇だというのでこれは興味があったのでした。
ファン・ジニは李氏朝鮮中宗期に実在したとされる
女流詩人でもあった妓生。
借りたレンタル用DVDの1枚目には、1~3話を収録。

1・2話では、母と子のお涙頂戴的展開に、
「その手には乗らないぜ」と思いながら泣く。

プライベートでのウノの髪型が笑える。
そして髪型のせいか、チニ役の女優さんが
竹内結子に見えてしかたない。

つまらなかったわけじゃないんだけど、
続きは見なくてもいいかな~。
なんか、テレビドラマのつくりってかったるい。
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映画:『ブーリン家の姉妹』

2010-12-19 22:11:35 | 映画の感想
映画:『ブーリン家の姉妹
★★★☆☆

16世紀のイングランド、ヘンリー8世は王妃の間に
王女しかもうけることが出来ず、
世継ぎとなる王子を産む愛人を探していた。
貧しい貴族のブーリン卿は、家を盛り立てるため、
聡明な長女・アンを王のもとへ差し出そうと画策する。
しかし、王の心を射止めたのは心優しい既婚の妹・メアリーであった。
一家揃って王宮へ呼ばれるブーリン家。
メアリーは王の子を産むが、王の心はすでに
追いやられたフランスから帰国したアンに移っていた。

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「大奥」的ドロッドロの愛憎ドラマ。
アン・ブーリンはエリザベス一世の生母。
アンは王の寵愛が自分ではなく妹に向かったことによって
憎しみを募らせ、妹から王を奪い、
妹とその子の地位も奪うことになるんだけど、
子供時代からの周囲に「自分が一番で、妹は日陰の存在」として
扱われてきたプライドもあるよね……

アンがヘンリー8世をそそのかし、イングランドを
ローマ・カトリック教会から離脱させ、王妃との結婚を無効化し……
と思いどおりになったと思いきや、王の愛は自分にとどまらず、
だんだんアンが追い詰められていくのが怖い。
 
スカレーット・ヨハンソンが心優しい、清純な役なのが
なんだか新鮮。

和訳すると台無しだけど、邦題より原題のほうがいいな。
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