金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『フォース・カインド』

2011-04-17 17:43:02 | 映画の感想
映画:『THE 4TH KIND フォース・カインド
★★★☆☆

アラスカ州ノーム。
心理学者のアビゲイル・タイラー博士は、就寝中に夫を
何者かに殺害されたという2年前の事件の真相を探るべく、
夫の残した研究を引き継いで、街の不眠症の患者たちを診ている。
彼らはいずれも、午前3時頃に同じような白いフクロウを見ていた。
タイラーは、彼らに対して催眠療法を行い、真実を突き止めようとするが、
ほとんどの患者は思い出すことが出来なかった。
しかし、ある一人の患者が「あれはフクロウではない」と言い出し、
その正体を悟った瞬間、錯乱状態に陥る。
後日、彼は恐ろしい事件を起こし、タイラーはノームの住人が
宇宙人による拉致に遭っているのではないかと考え始めるが……

*****************************************

これ、何で予約したんだろう……。
雑誌か誰かのエッセイで紹介されていたんだろうか。
予告編にホラー系が多かったので嫌な予感がしていたんだけど、
「Xファイル系」とでも言えばいいんでしょうか。
「Xファイル」は昔よく見てたけど、この手の話の、
絶叫してギャーギャーうるさい感じがあまり好きではないのでした。

2000年にアラスカ州ノームで実際に起こった事件を
もとにして製作……ということで、
タイラー博士へのインタビューや彼女が撮影した実際の映像と、
ミラ・ジョヴォヴィッチらが演じる再現ドラマが組み合わさって
ストーリーは進む。
見ているときから、
「録画されている映像が、毎回きちっと肝心なところから乱れてるの、
おかしくない??」
といぶかしく思っていたのだけど、
あくまでもドキュメンタリー「風」の「モキュメンタリー」だそう。
やれやれ。
シュメール文明の話が出てきたのはおもしろかった。
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映画:『大奥』

2011-04-17 17:04:23 | 映画の感想
映画:『大奥
★★★☆☆

江戸幕府6代将軍・家宣の死後、幼い家継が将軍になった。
大奥では、先代・家宣の正室であった天英院一派と、
側室であった家継の生母・月光院一派の対立が激しい。
将軍生母であり、家継の補佐役として権力を握る
側用人・間部詮房とも親しい月光院の勢いは盛んで、
月光院の右腕である絵島も大奥取締役として
高く評価されている。
天英院は、月光院と間部を失脚させるべく、
間部と対立する老中と手を組み、
月光院と間部の密通を認めさせるために
絵島を罠にかけようと画策する。

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仲間由紀恵が絵島を演じる映画版。
大奥シリーズの締めくくりという位置づけらしく、
テレビ版の各章に出演していた俳優さんたちが
役柄を変えて再登場しております。
松下由樹の憎々しげな顔なんか、
「これだよ、これ」って気分になる。

2時間でまとめなきゃいけないので仕方なんだけど、
小さくまとまりすぎている印象あり。
女どうしのドロドロもわりとお上品な感じで
物足りない。
しかし誰かに嫁ぐこともなく、大奥の中だけで
生きていくはずの女の「一生に一度の恋」を
美しい仲間由紀恵が演じているのは良かったな。

それにしても、井川遥演じる月光院のうざったさといったら!
ミッチーじゃなくても突き飛ばしたくなるわ。

ちなみにテレビ版大奥シリーズでわたしがいちばん好きなのは
菅野美穂主演の最初のやつなんですが、
ストーリーだけで言うと、史実などくそくらえとも言わんばかりに
ドロドロを煮詰めた内山理名主演の「華の乱」が最高です。
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