金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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現在、記事の整理中。

79:藤谷治『船に乗れ!〈3〉合奏協奏曲』

2011-07-10 14:28:12 | 11 本の感想
藤谷治『船に乗れ! Ⅲ』(ポプラ文庫ピュアフル)
★★★★☆

青春は短くて、二度と帰らない季節だから
美しいのだなあ……というのをあらためて感じた最終巻。
誰もがほしい才能や能力、環境を手にしているわけではなく、
世の中の大部分は何者にもなれなかった人々で
成り立っているわけで、
なれなかった人間が、なれると信じていた頃を
まぶしさと苦さを感じながら回顧する、
そのセンチメンタルな部分に読者は
共感してしまうのだと思う。

実際、十七歳の女の子は、だれもが多かれ少なかれ
その年齢ゆえに客観的な視点に欠け、
自己中心的で勝手だと思うのだけど、
それにしたって南のあの再登場はないよな。
そして、伊藤くん……。
1巻から予想はしていたけど、やはりか。
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78:舛田光洋 『3日で運がよくなる「そうじ力」』

2011-07-10 14:19:32 | 11 本の感想
舛田光洋『3日で運がよくなる「そうじ力」』(王様文庫)
★★★☆☆

また掃除のモチベーションアップのために
借りてきたもの。
同じ著者・同じテーマなので仕方ないけど、
前に読んだ本とほとんど内容が変わらずがっかり。
でも、これを読んで、傷んでいた下着を捨てました。
わたしはまだスピリチュアルな世界には抵抗があるので
「掃除で運気アップ!」とか言われても
「ふーん……」という感じなのだけど、
片付けると気持ちがすっきりするのはわかるので、
読むとやる気にはなる。
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