金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
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81:バニー・クラムパッカー 『数のはなし』

2011-07-11 09:00:32 | 11 本の感想
バニー・クラムパッカー『数のはなし―ゼロから∞まで』 (東洋書林)
★★★☆☆

1~9、0、10~12、100、1000……等々
それぞれの数が何を意味し、どう扱われてきたかを
古今東西のさまざまな例をあげて述べたもの。
こじつけっぽいところもあり、
翻訳もののためか文章もあまり好きじゃなくて、
おまけにページ数が結構あるのでしんどかった……。
結局、最後の3分の1くらいは
流し読みになってしまったんだけど、
久しぶりに「すごい!!」と思った本だった。
「感動した!」とか「目からウロコ!」とか
いうことではなくて、
これを書くために費やした労力に対して。
ここに書き込まれた薀蓄の量は半端じゃない。
この著者、たぶん専門家じゃないと思う。
なのにこれだけのエピソードや知識、
そして数字の関わる諸文献からの引用。
おもしろいかどうかはまた別だけど、
これだけのものを収集する時間と労力を考えると
ため息が出ちゃう。

しかし、性器に見立てるのが多すぎないかね?
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80:カレン・キングストン 『ガラクタ捨てれば自分が見える』

2011-07-11 08:47:01 | 11 本の感想
カレン・キングストン 『ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門』 (小学館文庫)
★★★☆☆

再読
お片づけ界のバイブル的存在らしいこの本、
前回読んだときはそれほどインパクトがあったわけじゃないし、
「運」とか「気」とかには相変わらずぴんと来ないんだけど、
読み返したらまた「捨てる!」という気になりました。
わたしは基本的に「今がいちばんいい」と思っていて、
過去は恥の集積=黒歴史、と言ってもいいくらいの認識なので、
過去にまつわるものを捨てることにはあまり躊躇しない。
前回の引っ越しと今回の引っ越しで、
写真を2千枚、自分の書いたもの・作った書類を500枚くらい
捨てたと思うんだけど、
そもそもなぜそんなにたまったか、と言ったら、
そのつど処理するのが面倒で
そのまましまいこんでいるからなんだよね。
ものを増やさないシステムがまだ構築できていないということ。
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