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★★★☆☆
荒れ果てた地を訪れた主人公は、そこにひとりで住む
羊飼いの男に出会う。
男は、ただ一人、どんぐりを選別し、こつこつと
それを地に埋め続けていた。
時を経て、再びこの地を訪れた主人公は、
殺伐としていた荒れ地に森がよみがえっているのを目撃する。
かつての不毛の地は、水をたたえ、
人々が生活を営むことさえできるようになっていた。
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なぜ予約したのか、すでに不明。
わたしが読んだ彩流社のは、翻訳された原作と
同じくらいのページ数を割いて、
背景やジオノの作家としての態度、
作品についての解説がついている。
ドキュメンタリーかと思ったら、フィクションだった。
事実だと思わせる理由を、解説ではリアリティゆえだと
書いていたけど、そうではない気がするな。
フィクションとノンフィクションは、書き方が違う。
わたしは、叙情性が抑制されていて、
感情の起伏に欠けた文章を読むと、
これはノンフィクションじゃないかと判断する。
でもこれを「主人公の書いたドキュメンタリー」とするなら
リアリティがあることになるのか。
よくわからなくなってきた
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