金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

NHK大河「平清盛」レビュー⑩

2012-03-11 20:49:01 | NHK大河「平清盛」レビュー
【第10話のあらすじ】

義清が可愛い娘に家庭内暴力のあげく出家。

**************************************

【今日の昼ドラ】

自分の産んだ躰仁を東宮の地位につけようとする得子は、
鳥羽院に
「うーん、でも反対してるやつがいるんだよね~」
と言われ、
「反対してんのはあんたでしょ! もう知らない!
とブチ切れ。
崇徳帝の中宮の父である関白忠通に
「あんたの娘、子供いないから、ウチの躰仁を
 養子にすればいいじゃん」
と持ちかけて、見事息子を東宮の地位に押し上げるのであった。
そして元服した雅仁に、
「うまくやったよな。身分低いくせに国母かよ」
と言われて、
「人がいちばん言われたくないことを言うなんて、ほんと根性曲がりねッ!
 鳥羽院とは似てなーい! っつーかあんたも白河院の子じゃないの?
 鳥羽院にとっちゃあんたもいらない子ね!!
と大人げなさすぎる真っ黒発言。
そこへやってきた璋子が「取り消して!!」と大騒ぎするものの、
決して取り消さない得子であった。

それにしても、璋子が、まるでまっとうな母親のよう!
こんなの璋子さまじゃない!!
いつもの魔性のKY女・璋子さまはどこへ?
と思ったんだけど、西行いわく、自分と関係を持って
璋子さまは変わったらしいよ。
堀河局に
「救おうなんておこがましい!」
と言われたのに、自信満々の西行。
(堀河も、璋子の立場を案じる気持ちもあるだろうけど、
 西行が自分を踏み台にして璋子ゲットしたと思うと
 腹立たしいよね)
なんか今日は、西行のイケメンゆえの驕りが
やけに鼻についた回だったわ。
庭にいた璋子に会いに来たところなんて、
身分をわきまえない言動にほんとイラッと来たよ。

璋子が一株だけ残っていた水仙を見つけて涙しているのを見て
西行ったら、
「許さぬ! あなたを救えるのは自分だけなのに、
 まだ院のことを~!」
と言いながら、璋子の首を絞めてしまうのであった。
モロに妄想系ストーカー思考。
残念ながら彼も、いつの間にか、もののけウイルスに
感染していた模様です。

璋子ピンチの報を受けて、飛んできた鳥羽院は、堀河に
「説明するつもりない。逃げたくせに今更口出しすんな」
とけんもほろろに撥ねつけられちゃった。
なんかこの人、ほんとに誰にも敬意を払ってもらってなくて
かわいそうになってくる
もともと西行を気に入らなかった白塗り一族の頼長が
西行を呼び出して、
「イケメンで何でもできるからって調子乗ってんじゃねーぞ」
と院の前で璋子暴行の容疑でネチネチ尋問しても、院は
「で?」
の一言。
かけつけた璋子に
「咎めなければならないことは何もない。
お前が誰と何をしようと、もう知らないもんね!」
とか捨てゼリフを吐いて去っていくんだけど、
第一話での純情青年ぶりを思い返し、
まだ璋子のことが好きなのか~と思うと
なんか切なくなっちゃった。

西行の出家の理由は、最後になんかそれっぽいことを
言ってたけど、
「イケメンモテ男の挫折」
にしか見えなかったな。
璋子がふつうの人になっちゃって、本当に淋しい。
そして、清盛は、昼ドラの中にまぎれこんだ
少年漫画のキャラクターのような場違い感。主人公なのに!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

26:竹宮ゆゆこ 『ゴールデンタイム〈3〉仮面舞踏会』

2012-03-11 11:50:47 | 12 本の感想
竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム〈3〉仮面舞踏会』 (電撃文庫)
★★★☆☆

香子はかわいいし、好き。
女から見ると千波ってイラッとくるよね~って感じも
よくわかる。
読んでるとおもしろいのに、
「わあ、おもしろい! 続きが読みたい!」
にならないのはなんでなんだろう?
男性陣に全然魅力を感じないのと、
恋愛でうじうじ悩んでいる登場人物に感情移入ができないせいだろうか。
あと、小学校から高校時代までは、記憶を形作っているイメージの中に
多くの人間に共通のものがあって、それが読んでいる人間に
ノスタルジーやシンパシーを引き起こすという気がするんだけど、
大学時代にはそれがないように思う。
個々の大学生活が多種多様すぎて、
共通のイメージが成立していない気がする。

前から思っていたのだが……
イラストの登場人物の区別がつかない。
わかるのは男か女かぐらいだよ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする