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★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
相手の顔を知らぬまま嫁ぐ花嫁。
気に入らない!と理由も告げられぬまま離縁される新妻。
相次ぐ、心中事件の悲劇…。
結婚とは「家」と「家」のものだった時代、
女性にも男性にも自由はなかった。
昭和の結婚の諸相を描く、画期的な1冊。
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仕事の資料。
知らなかったことが多くて面白かった。
神前式の歴史は意外と浅く、明治期に入ってからだとか、
ホテル挙式の登場はもっと遅く、
常設の挙式場ができたのは関東大震災以後だとか。
この本にも取り上げられていた「菓子撒き」の風習、
わたしが子どものころには普通に残っていたのだけども、
今もやってるのかしら。
「花嫁の心得」のページ、登場するのが美男美女で
なおかつ品がいいので、
古き良きうつくしい世界と言った感じだけど、
これを今要求されたら、
「旦那ひとりの稼ぎじゃ生活していけないんだよ!!
こんなことやってられっか! ふざけんな!!」
と大ブーイングだろうな。