金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

166-169:最近読んだ本(メモ)

2019-10-20 19:29:44 | 19 本の感想
はやさかあい『マリー・ヴェッツェラ』
読み放題にて。
まったく知らない人物・事件だったので興味深かったけど、
73ページしかないので、ダイジェストみたいにさくさく進行。
登場人物の行動の動機も感情もいまいちわからず、
まったく心が動かなかった。


あずみ椋『神の槍』
読み放題にて。
9世紀末のノルウェーを舞台にした表題作と、
サラ・ベルナールと青年の恋を描いた「薔薇の柩」、
ホラーテイストで耽美の香りも漂う「聖アントワーヌの呪縛」
の3編を収録。
独特のムードがあった。



二階堂正宏『山月記』
読み放題にて。

?????????????

舞台を日本に置き換えた理由も、
ラストの意味もさっぱりわからない。




相生リサコ『西郷どんと明治偉人さん』
読み放題にて。
明治維新に関わる人物たちを紹介する漫画。
親しみを持てるという点ではいいのかも。
西郷隆盛はやっぱり好きになれない。


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164-165:大竹直子 『阿修羅の契』『裏直家』

2019-10-20 18:49:27 | 19 本の感想
大竹直子『阿修羅の契
大竹直子『裏直家 阿修羅の契外伝~男と男~
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

戦国時代屈指の謀略家で暗殺、裏切り、下剋上
何でもござれの大名・宇喜多直家と、
その重臣・岡剛介(清三郎)の絆を歴史漫画家・大竹直子が描く。
美貌の小姓・清三郎は、主君直家の命を受け、
男色を好む穝所元常の元に送り込まれるが……。
祖父が自害に追い込まれ復讐を誓った幼少期の八郎から、
武勲を立て直家と名乗るようになり、
のちに重臣となる清三郎との出会い、
大竹直子のライフワーク、宇喜多直家シリーズの集大成!

*******************************

漫画。読み放題にて。

浅学にしてBLを嗜んでいないため、
「これ、衆道ものか!」と気づいたときには
読み進めるのを躊躇したのだけども、
絵柄のせいかそこまでの抵抗感はなかった。
(他の作品まで読もうとまでは思えないんだけど……)

まず題材にしているのが
「誰でも知ってます!」という有名人・場所ではない時点で
評価を底上げしちゃうし、
ベテランらしい安定感があった。
絵が端整で美しい。
画面がシンプルでキラキラしてないのに、
とにかくきれいなのよ。

こちらに耐性がないせいで、好み度★は下がっちゃうんだけど、
ストーリーや雰囲気も、作者さんが
本当にこういうのが好きなんだろうな~とわかる突き詰め方。

外伝の『裏直家~』のほうは文字が全部手書きなんだけど、
なんでだろ。




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163:堤芳貞 『三日月竜異聞―伊達政宗嚆矢』

2019-10-20 18:25:09 | 19 本の感想
堤芳貞『三日月竜異聞 1―伊達政宗嚆矢 (無頼コミックス)
★★★☆☆2.5

漫画。読み放題にて。

ゲームか何かの二次創作なのかな?? と読んでいる間
思っていた。
キャラデザがそれっぽいというのもあったのだけど、
情報開示の仕方が二次創作っぽかったから。
キャラクターも、キャラ同士の関係性も
「読者が知っていること前提」で話が進み、
掘り下げもなく進んでいってしまう。
あとがきを見る限り、オリジナルっぽいのだけども、
「これは番外編か何かでは?」という感じが
最後まで消えなかった。

絵も上手くて好みだし、おそらく作者さんの中では
ときめきいっぱいのキャラクター設定や関係性があるのだろう。
それをちゃんと読者に見せてくれ~!!

そんなわけで、わけもわからず「ムード」だけで
すべてが進んで終わってしまった感がある。
掘り下げをしっかりしてくれたら面白くなっていたのが
予想できるだけに、残念。
 
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