金木犀、薔薇、白木蓮

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映画:『83歳のやさしいスパイ』

2023-08-19 16:45:07 | 映画の感想
2023年の映画⑪『83歳のやさしいスパイ』(マイテ・アルベルティ 監督)
★★★☆☆3.5
 
【Amazonの内容紹介】
 
『007』、『ミッション・インポッシブル』、『キングスマン』…。
映画の歴史でスパイを題材にした名作は数多くあれど、
しかし、それとはまったく違うアクションとは無縁の、
世界でいちばん“やさしい”スパイ映画が誕生した。
主人公は83歳の素人男性セルヒオ。
しかし、映画ではこのセルヒオが驚くべき活躍を見せる。
携帯電話の扱いひとつさえ不慣れなセルヒオが、
眼鏡型の隠しカメラを駆使し、暗号を使って潜入捜査を繰り広げる様子に
視聴者はハラハラしっぱなし。
老人ホームのある入居者が虐待されているとの疑惑があり、
そのターゲットの様子を密かに克明に報告することが彼のミッションだ。
妻を亡くした悲しみの中にある彼は、
傷ついている人をほおっておけない心優しい性格で、
調査を行うかたわら、いつしか悩み多き入居者たちの
良き相談相手となってしまう…。
 
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Amazon primeにて。
 
映画館で予告を見たときから興味のあった映画。
あらすじを読んだときから、
「主人公を老人ホームに入れるための茶番だった、という
 オチなのでは??」
と思っていたのだけども、そんなひねりはなかった。
というか、見終わってから知ったのだけれども、
ドキュメンタリーだった。
 
言いたいことは、
「老人ホームに入れた親のこと、もっと気にかけろよ!
 淋しいよ~!!」
ということで、誰も面会に来ないおばあさんが「ママ」からの電話で
淋しさを訴えるところなんて胸が詰まる。
ドキドキハラハラの面白さはなく、
ストーリーとしては退屈な部分も多いのだけれども、
主人公のおじいさんと入居者たちとの心の交流に胸が温かくなったり
しんみりしたり。
主人公のおじいさん、物腰が柔らかで上品だし、優しいので、
おばあさんたちにモテるのがわかる。
 
コメント
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