金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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ドラマ「95」♯2

2024-04-17 21:23:41 | 2024年に見たドラマ
久しぶりにめちゃくちゃ好きになったドラマ。
 
地味でさえない高校生の主人公が
同じクラスのちょいワルイケメンになぜか見初められ、
執着されて囲い込まれた挙句、
強制的に身なりを整えられて垢抜ける……
 
とまるで少女漫画のような展開。
主人公、男の子だけど。
 
第2話はコメディテイストが強め。
掛け合いも楽しく、キャラクターの掘り下げもなされて、
とにかく みんな可愛い。
こちらに実害がないからだというのもあるけれど、
いきがっている高校生たちも、可愛いのよ。
主人公は、煮え切らないうじうじオドオド系なのだけれども、
「鬱陶しい」に至るちょっと手前で身をひねって
「可愛い」に着地している感じ。
演じる高橋くん自身が持っているムードがそうさせているのかも。
 
現実世界だったら、いくらリーダーの翔太郎が「仲間にする」と決めても、
この主人公の態度だと、取り巻き連中は「なんだアイツ」になりそう。
それでも、初回には主人公を仲間にすることに対して
そこまで乗り気じゃなさそうだったレオ&ドヨンが
主人公の脇に腕を入れて立たせてやったり、
お姫様だっこ(?)で店に連行したりしてて、優しい世界。
 
この先の展開に興味を持たせるためのフックも
きちんと設定されている。
王様感を出している翔太郎にも、背負うものやしがらみがありそうだし、
大人になった主人公に接触してきたライターにも裏がありそう。
そして、幼なじみ設定にふさわしく、互いに事情を理解していて
心配しあいつつ緊迫感の漂う翔太郎とレイラの関係性に、
ときめきの予感。
「どこへ連れてってくれるの」と問いかける松本穂香ちゃんの真っ黒な目と、
それにたじろぐ中川大志くんの、演技の妙。
レイラのビジュアルイメージは、当時の広末涼子みたいな感じなのかな。
明らかに友だちのコギャルたちとは一線を画したキャラ立て。
 
コメント
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