金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「光る君へ」♯17

2024-04-29 19:57:18 | 大河ドラマ「光る君へ」

これから道長が伊周や定子を追い込んでいくことになるので、

その正当性を高めるためにそうしているのだとはわかるが……

やっぱり中関白家を悪く描きすぎだよ~

しかし、ドラマとしての意図がはっきり見えて、

意味があるとわかるので「仕方ない」と思えるのであった……。

 

今回の、出会ったころのことを語る貴子のセリフではっきりわかった。

このドラマは、それぞれの男女の愛の形を描こうとしているのだなあ。

それぞれにあかんところはしっかり描きつつも、

道綱母にとっての兼家も、貴子にとっての道隆も、

「光る君」だったわけだ。

おそらくは、倫子や明子、まひろにとっての道長も。

 

中関白家の栄華が2回で終わったかと思ったら、

ホワイト化した道兼も来週で退場とは。

さくさく進むなあ。

 

【その他いろいろ】

・「私の財も使っていいからね」とゆるぎない正妻の力を見せつけつつも、

 女の存在を探ろうとする倫子さま、怖すぎ。

 道長の嘘も全然信じてないよね。

 

・乙丸と百舌彦の従者コンビは今回も可愛い。

 乙丸は、まひろを不幸から守りたい気持ちと、

 道長との恋を応援したい気持ちと

 相反する二つの気持ちを持っているのだなあ。

 

・今回の大河では、清少納言と斉信はデキてることになってる様子。

 そして、斉信のほうが執着している。

 

・「中関白家、全然ダメ。帝は未熟だからな~、俺たちが支えないと」

 という公卿たちの話を聞いちゃった一条天皇。

 前回の道隆の態度で、中関白家が自分の望みを叶えてくれる存在ではないと

 理解したというのもあるだろうけれど、

 帝として距離を取らなければならないと判断した。

 

・道隆「呪詛ではないか!?」

 晴明「呪詛ではなく寿命です」

 すでに見限っているので、冷淡。祈祷も下請けに出す!

 

・すっかり落ち着いてしまった道兼、表情に険が全然ない。

 急なホワイト化が腑に落ちないのだけども、

 兼家パパにガツンとやられてドン底まで落ちたからこそ、

 ということなのかな。 

 

・「兄上のことは昔から好きじゃないけど、伊周よりはマシ」

 と道兼本人の目の前で言う詮子。

 冷静に今後の対処を考える彼女、

 兼家パパの血をいちばん濃く継いだ?

 そして定子さまもまた政治力が高く、ちゃんと対策を考えている。

 

・さわさん、さんざん嫌な態度とってたのに調子いいな、とは思うけど、

 このようにした意図はわかる。

 彼女なりに学ぼうとしていたことを示しつつ、

 まひろに文字の力を気づかせ、創作意欲を起こさせたのだね。

コメント
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