金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『HiGH&LOW THE WORST』

2019-11-01 23:01:46 | 映画の感想
2019年の映画⑧:『HiGH&LOW THE WORST』(久保茂昭 監督)
★★★★☆

【シネマトゥデイのあらすじ】

SWORD地区の“O”に当たる別名“漆黒の凶悪高校”こと鬼邪高校は、
定時制と全日制に分かれていて、
定時制の番長である村山良樹(山田裕貴)がトップに君臨している。
全日制に転入して来た花岡楓士雄(川村壱馬)は、
まず全日制制覇を目指し、
いつか村山に1対1の勝負を挑む日を待ち望んでいた。
そしてSWORD地区の隣町である戸亜留市では、
リーダーの上田佐智雄(志尊淳)をはじめとする
最強メンバーを有する鳳仙学園の勢いが増していた。

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最近までこのシリーズの存在をまったく知らず、
ファンである人の熱烈な感想を見て
見てみようかな~と思った次第。

事前のイメージは、
「イケメンを取りそろえた不良マンガかな」
くらいのもの。



なんだこの無法国家(呆然)


シリーズ最新作からいきなり見たせいか、
自分の生きてる世界とはあまりにも異なる価値観で
動く登場人物についていけない……。
ファンタジーとかSFよりも、登場人物と自分の間に
価値観のズレがあるからね!
「高校とは……?」
みたいになるから!

暴力沙汰を目撃した女子高生がどこかに電話したり、
傷ついた仲間を見て「救急車呼べ!」って叫んだりしてるのに
違和感を覚えたくらい。

この作中世界、警察も教師も福祉も存在しないだろ!!


しかしまあ、作中世界にチューニングできたあとは
おもしろかったよ。
ファンがつくのがわかった。
キャラクターだったりその関係性だったりに
細かく設定が作ってあるのがわかるし、
登場人物が多いわりに、そのあたりをおざなりにせずに
ちゃんと見せている。
よくわからないなりに好きになっちゃうキャラクターや
関係性が多かったもの。

スポーツもので、学校別のチームがあって、
それぞれにファンがつくのと似てるし、
「昨日の敵は今日の友」みたいになるのも
少年漫画っぽい。

「このキャラ、必要か?」と思った疑問は、
シリーズ通してみればわかるのかと思ったのだけど、
調べてみたら、過去作には出てきてない人物が多い……?


客層は、同日に見た『ジョーカー』とは明らかに違っていて、
若い女の子や、ちょっと派手な感じの男の子が多い。
EXILEの映画なのだとあとから知って、納得。

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