金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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72:夢野久作 『ドグラ・マグラ ─まんがで読破─』

2018-10-16 10:21:48 | 18 本の感想
夢野久作 原作『ドグラ・マグラ ─まんがで読破─』(イースト・プレス)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

僕はいったい何者なんですか!?
大正末期の九州大学精神科病棟。
記憶喪失の青年と彼を見守る法医学教授。
青年の脳裏に眠る迷宮入りの怪事件を巡り、
精神科教授が謎の死を遂げ、
怪奇なる因縁に彩られた殺人事件が次々と巻き起こる。
怪奇と幻想の色濃い作風で名高い夢野久作の代表作。
「これを読むものは一度は精神に異常をきたす」
といわれる伝説の奇書を漫画化!

**************************************************

原作は未読。
「読むと精神に異常をきたす、日本三大奇書の一つ」
くらいの知識しかもっていなかった。

原作はいろんな解釈が可能であるらしいのだけど、
この漫画版は、そのうちの一つの解釈を採用しているとのこと。
今読んでも古さを感じないおもしろさ。
わざとレトロな雰囲気を出した現代小説としても
普通にありそうだった。
「んん? どういうこと??」
という疑問は残るのだけども、
それに不快感を感じることはなく、
なんだかよくわからないけど魅力的、といった感じ。
原作を読むのは相当骨が折れるらしいので、
全体の筋だけでもおおざっぱにつかんでおきたい人には
おすすめ。


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