金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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71:新渡戸稲造 原作 『武士道 ─まんがで読破─』

2018-10-16 10:05:51 | 18 本の感想
新渡戸稲造 原作『武士道 ─まんがで読破─』(イースト・プレス)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

世界が評価した日本人の魂!
「太平洋の架け橋」として、その使命に殉じた国際人・新渡戸稲造が、
日本の倫理観を英文で紹介した
「武士道(Bushido:The Soul of Japan)」
は、当時の米国大統領ルーズベルトなど世界の知識人から評価され、
海外におけるサムライのイメージを決定づけた。
「義・勇・仁・礼・誠・忠・名誉」……
日本が世界に誇る精神を著した名著を漫画化!

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原作は未読。

宗教教育を行っていないのに、どうやって道徳を教えるのだ、
と海外で問われ、日本人の道徳規範のもとになっているものは何か、
と考えたところ、それは武士道だったのだ――と思い至る……
というのが導入部。

新渡戸自身が武士の家系だったから
そうなるのもやむなしなのかもしれないが、
武士の人口の比率はそんなに大きくなかったはず
(地方によって差はあるだろうけど)。
その美学のようなものが
日本人全体の規範になっていたのかという点には
疑問があるけれども、
そこはダイジェスト版の漫画なので
原作にあたってみないことには何とも言えないか。

このシリーズは概略をつかむのには便利。


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