金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

250:大森望・豊崎由美 『文学賞メッタ斬り!』

2006-11-20 13:12:51 | 06 本の感想
大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』(PARCO出版)
★★★★☆

このところずっと仕事の本しか読んでいなかったので、
久しぶりに趣味の読書。

書評家二人の対談形式による、文学賞受賞作を中心とした
ブックガイド。
「文学賞ってこんなにあったのね~」とか、
「この人はこの賞から出てきたのか……」とか、
初めて知ったことがたくさんあって、楽しめました。
受賞作の話だけではなく、選考の裏話や選考委員にも
言及されていておもしろい。
「選考委員と選評を斬る!」の章で書かれている話なんて、
考えもしなかった楽しみ方。
「選考委員にキャラ萌え」って……
宮城谷先生は選評までも作品そのものなのね。

知らない本ばかりだったけれど、おもしろそうなものは
さっそくリストアップ。
酒見賢一『陋巷に在り』シリーズが読みたい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 249:よしもとばなな 『体は... | トップ | 251:金井美恵子 『待つこと... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿