吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

振袖火事つづき4

2009年10月09日 06時46分46秒 | インポート

 理由のその2であるが、本妙寺はその後「触頭(ふれがしら)」という、重責をさずかったようである。これは配下の寺の意見をまとめて幕府に上申したり、あるいは幕府からの通達を関連のお寺に伝えるための役目をしていたようである。これはそれなりの権威と地位をもつものであるので、とても本当に火元であるお寺に授けられるものなのか疑わしいものである。やはり幕府側としては本妙寺に「借り」を作ったようである。