実は火元は、本妙寺の風上に位置する幕府老中阿部家らしいというのだ。当時、火事は江戸の災害の中では一番怖いもの。したがって付け火となれば磔・獄門と相場が決まっているくらい罪が重いくらいで、失火であっても相応の咎があったことは想像に難くない。よって幕府の重鎮が火元となれば幕府の御威光は失墜するのでこの火元を本妙寺に仕立てたというのが真相らしい。しかも本妙寺は本来、徳川家と関連があるお寺のようであり、そこでこの責を被ったらしいようである。
実は火元は、本妙寺の風上に位置する幕府老中阿部家らしいというのだ。当時、火事は江戸の災害の中では一番怖いもの。したがって付け火となれば磔・獄門と相場が決まっているくらい罪が重いくらいで、失火であっても相応の咎があったことは想像に難くない。よって幕府の重鎮が火元となれば幕府の御威光は失墜するのでこの火元を本妙寺に仕立てたというのが真相らしい。しかも本妙寺は本来、徳川家と関連があるお寺のようであり、そこでこの責を被ったらしいようである。