もっとも自分も自転車には乗る。以前経験したことである。前方に歩道一杯にひろがった中高年の女性(なぜだかいつも女性なのである)の一群がゆっくりと、時折立ち止まりながら歩いている。当然歩道が占領されているので自転車は前にでられない。ゆっくりと自転車に乗りながら足を地面について歩きながら一群の後ろについていた。もちろんベルは鳴らさなかった。もしベルでも鳴らしたら「あぁ、びっくりした~、うるさいねー、歩道ではこっちが優先じゃないの」と怒られるからである。しかしそのうち最後尾の一人が後ろにいる自分の自転車に気がつき、いかにも大げさに発声した。「あぁ! なによいきなりぃ、びっくりしたぁ、・・・ったく何だろうねー、ベル鳴らせばいいのに~」と・・・(唖然)。ということはマナーというのはやっぱり後ろから来た自転車は前の一群をどかせるためにベルを鳴らしていいのであろうか? う~んますます分からなくなってきた。文句をつける人はどんな角度からでも文句をつけることができるのであろう。