さて4月から子宮頸癌ワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、小児髄膜炎ワクチンが定期接種化されることになった。つまり全額国費補助となったのである。今までは国の補助ではないため区からの一部補助にてワクチン接種が行なわれていた。「一部補助」と言うのが面倒くさく一部補助の金額を差し引いて窓口ではその差額を請求しなくてはならない。全部無料化するか全額自己負担にしてくれたほうがよっぽど分かりやすい。というのは区によって一部補助額が異なるのである。例えば水痘ワクチンの補助額は<msnctyst w:st="on" address="豊島区" addresslist="13:東京都豊島区;"></msnctyst>豊島区民が¥3000だが新宿区民\4500と異なる。豊島区民では当院設定料金の差額の¥5400を自己負担してもらうが、新宿区民がきて接種を受けると新宿区との協定によりその差額は¥3000のみの徴収にしなさいと規定されている。これは不公平である。各区地方自治体により住民がうける行政サービスに差があるのはしょうがない。しょうがないのではあるが、窓口における会計が複雑になるので困るのである。まあうちのクリニックには板橋区民や北区民の患者さんはきても新宿区民は来ないであろうからたぶん混乱はしないと思うのであるが・・。複雑怪奇である・・・。