また救急当直医は、その場で生命を脅かす緊急性の高い疾患を見落とさないようにする義務はあります。そしてそのことが主たる存在意義です。しかし多忙な日常業務の中、後日、放射線科医のレポートすべてに目を通し、たまたま自分が救急で診た患者の慢性疾患まで診断する時間と義務があるかどうかです。後日患者が自分の外来に再診でくればカルテ内の「癌疑い」のレポートに気が付くでしょうが、もし以後患者がこなかったら、自分が救急で診た患者の放射線レポートを後日すべて掘り起こして確認できるかは知る由もありません。
夜間の救急医療に、昼間における医療の診断精度と同じレベルを期待するのはかなり酷だと思います。でも司法ではそこまでを期待して判決を出したのでしょう。自分がその現場にいなくて正直よかったとしか言えません。
このシステムを万全化するのはかなり難しいです。働き方改革が言われていますが、日本中の病院をブラック企業化しないと解決できないでしょう。
夜間の救急医療に、昼間における医療の診断精度と同じレベルを期待するのはかなり酷だと思います。でも司法ではそこまでを期待して判決を出したのでしょう。自分がその現場にいなくて正直よかったとしか言えません。
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