情報が少ないので何とも言えませんが、いずれにせよこれは起こりうることだと思われます。まず救急外来での診断は時間的余裕、人員的余裕が限られるので、昼間のような診断精度を期待するのは無理です。しかも見逃しとはいえ、どちらも「慢性疾患」です。おそらくこのような疾患であれば患者さんがきちんと毎年自治体でおこなわれているがん検診を受けていれば早期に発見されていた可能性が高いです。たぶん普段はそのような自身の健康状態の管理を怠っていた可能性があります。
本来救急外来は、救急疾患、つまりその場ですぐに対応しなければ重篤化し、時に生命を脅かすであろう病態を加療する場所です。悪性疾患を含む慢性的な病態の診断を主として行う所ではありません。
本来救急外来は、救急疾患、つまりその場ですぐに対応しなければ重篤化し、時に生命を脅かすであろう病態を加療する場所です。悪性疾患を含む慢性的な病態の診断を主として行う所ではありません。