吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

仙台育英ナイン 涙、涙も慶応選手に全員で拍手「グッドルーザーであれ」須江監督の教え体現 優勝インタビュー立って聞く その4

2023年09月02日 06時23分58秒 | 日記
 グッドルーザーが人間の真価を決めるなんて本当にそうなんでしょうか? もし直後に拍手するという行為でグッドルーザーになれるとしても、それが彼らのこれからの人生の真価として大きな原動力になるのでしょうか? そこまでしなくても(させなくても)敗北したという事実だけで十分です。それが今後の人生のバネになると思うのですが。
 むしろ「グッドウィナーであれ」と言いたいです。昔から当たり前のように行われる全員がグラウンドに集合して狂喜乱舞する姿は、それを目の当たりにする敗者にとってはとてもつらいものです。
 日本は古来の武道においては敗者に対して勝者は一礼して静かに引き下がります。もちろんガッツポーズなどは許されていません。敗者に思いやりをもつ、礼を尽くすという作法があったはずです。
 野球は日本発祥のものではないのでそんな精神はないのでしょうがないのですが、でも高野連が礼儀やマナーの教育の場であるというのであれば勝者の振る舞いもルール化の必要があるんじゃないでしょうか?
 そして誰かが、敗者である仙台育英の選手に拍手という行為をさせたというのであれば、そちらのほうが思いやりがないような気がします。敗者はそのままそっとしてあげるのが一番だと思います。