昨年来、役人の天下りについて論議されているようだが、自分もかつて総務省関連の救命士養成所に勤務していたことがあった。役人と言っても玉石混交である。かなり能力の高い人から、かたや？マークのつく人まで様々が混在していた。 本当に仕事のできる役人（職員）には頭が下がるし尊敬できる。 一方、10年前の話で恐縮だが、宴会の席上で総務省関連のある外郭団体から転勤してきた人と隣り合った。 とにかく何も話の接点はなかったが、たまたまお互い調査研究でドイツに派遣になったということで話があった。ところが・・。
年末はあんなに患者さんが来ていたのに、新年になってからは急に来院患者数がガクンと減った。うちに受診している救急隊の隊長さんも「あ～年末は１当務で11出場もありましたが、年明けからはパタッと減りましたね～」と言っていた。どうも年末は駆け込み受診を希望される方が多いためでしょうか？ 救急搬送だって年末年始を境に病気の発症率が変わるわけでもないのになぁ～と思うのですが。あ、そうだ新年になってから大人でインフルエンザにかかる方がボツボツ増えてきたようです。新型ワクチン打ってあげたいのですが行政から許可がおりていないのでダメです・・・（泣）。
その電話口の係員に「その業務は委託されていないのですか？」と再度尋ねたところ、「ハイ 委託されておりません」と言う。どうも変である。もう一度「○○の件はこちらで扱っていないのですか？」と聞いたら、ようやっと「いいえ、こちらで扱っておりますが、『業務委託』ではなく『業務分担』です」と・・・（唖然）。私は言葉の定義を尋ねて電話しているのではない。どうもこんなところに拘るところをみると、この新たなる行政出先機関は今回から禁止される天下りの隠れ蓑になっているのかもしれない・・。なんでこんな対応になるのかしらん？ 最近クリニックでは業務上のいろいろな行政手続きが煩雑化して頭が混乱している。そこにきて、こんな対応されたんじゃ仕事はできやしない。
せんだって、仕事上のことで、ある行政機関に電話したら、その相談案件は、最近別の行政機関で取り扱うことになったということなのでそこの電話番号を聞き、次にそちらの行政機関に連絡を入れた。 「あの～、○○の件でお伺いしたいのですが、こちらに業務委託されたと聞きましたのでこちらにお電話したのですが・・・」といったら、「いいえ違います。委託されていません」と・・・。「えっ、でも電話番号もこちらでいいんですよね？」と再度確認したところ、電話番号は間違いなさそうである。さて・・・？？
11月の新型インフルエンザワクチン接種の混乱はすごかったですが、ここにきて少し接種希望者もピークを越えてきたようです。年末からそろそろ接種希望者がガクンと減ってきたようです。１月９日より中、高生の接種がはじまりますが、あまりこの年代での接種希望者は多くはありません。きっと「もうすでにかかってしまったからもういいや」とお考えなのかもしれません。確かに新型に罹患した可能性が高いのですが、でも簡易検査では季節性A型か新型かの区別ができないので、新型ワクチンは打っておいたほうがよいと思います。また季節型もこれから流行る可能性もあるので、両方の接種が望ましいとおもいますけど。
21日に申請出したのだから、当然翌々月の２月開始になるのだとばかり思っていたら、なんと担当者がいらぬ気遣い？をしたのか「融通の利かないお役所仕事」の原則を破り、20日受けということにして１月開始予定にしてしまった。その通知を受けて、こちらはびっくり仰天！ こちらは２月開始ということでスケジュールをいろいろ組んでたもんだからたまらない。このときばかりは何故いつもどおりに杓子定規に振り分けてくれないのかとちょっと私はお怒りモードになった。とりあえず電話して２月に延期してもらった・・・って、最初から２月申請じゃないですかぁ。
診療報酬請求明細（レセプト）をオンラインまたは電子媒体（フロッピーディスクなど）で提出するような時代になってきた。うちもフロッピーで出すことにしたが、その申請を先月21日に出した。なぜ21日にしたかというと、20日までに申請を出すと翌月から開始となる。うちは１月からではなく２月開始のスケジュールをたてたため、わざと20日ではなく21日に遅らせて申請を出したのである。通常お役所関係の仕事は１日早くても遅くとも、決めごととして例外をおかないのが普通である。ところが・・・。
本日より平成22年の診療を開始いたします。今年も気分を引き締めて地域の中でよりよき医療を展開できるよう頑張るつもりでおります。今年は新たなる政権与党がどのような舵取りをするのか、いまだ皆目先が見えません。増え続ける医療費が抑制～削減される方向になっては医療崩壊はますます進んで行くものと思われます。医療の枠組みの中で、分配比率を変えて予算を回しているだけでは、根本的解決にはならないでしょう。やはり未来を見据えた改革が必要なのですが。
明けましておめでとうございます。
今年の診療は１月４日より開始いたします。
今年も宜しくお願いいたします。
平成22年 元旦 吉田クリニック