牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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昨日はリオのカーニバル!!

2008-02-05 09:28:03 | 酒の情報(酒エトセトラ)
中国ギョーザ(気持ち的には「餃子」「ぎょうざ」なのですが、新聞は「ギョーザ」で統一されているようです)の報道の余波か、例年より扱いが小さいようですが、去る2月3日はリオのカーニバル

なんでも今年は日本人のブラジル移住100周年ということで、日本をモチーフにしたサンバチームもあったとか。

100周年ともあれば、日本の文化もブラジル風に変化しつつ根付いていることでしょう。そこで思い出したのが、以前聞いた、ブラジルには変わった日本酒の飲み方がある、ということと、独自の日本酒ブランドがある、ということ。

変わった酒の飲み方、というのは、「サケピリンニャ」という飲み物で、これはブラジルの蒸留酒ピンガ(サトウキビ由来)で作る「カイピリンニャ」というカクテルを日本酒で作ったもの。
フレッシュ・ライムのカクテルで、日本酒との相性は大丈夫かなぁ、とも思いますが、もしかしたら日本酒自体がピンガみたいな味なのでしょうか。

そして、独自の日本酒。確か東麒麟というブランドでした。

ちょっとネットで見てみたら、サンパウロに本社を置き、日本語紙を発行(公称発行部数は約1万部)しているニッケイ新聞社のHPに、日本食フロンティア「食の移住史」というコラムが連載されており、日本酒もテーマとして挙げられていました。
詳しくはこのコラムをご覧頂くこととして、移民社会第一号の日本酒は広島の造り酒屋だった移民の方が醸造した「桜錦水」で、1932年に誕生したとのこと。以降、「東麒麟(1935年)」をはじめ、「日乃華」「富士桜」「もみじ正宗」などが生まれたそうです。
ただし、現在は「東麒麟」のみだとのこと。

談話の中で、「(飲んだ翌日に頭がキリッとする)〃アタマキリン〃の時代はもう過ぎました」「良質アルコール添加の合成酒だった」と語られています。
カクテルに向いていたのかもしれません。

現在では、温度管理技術も上がり、「日本の有名銘柄にも劣るとは思わない」ということです。
次は吟醸酒で勝負したい、ということで、是非現地調査に行ってみたい-特にカーニバルの時期に-ものです。

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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
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