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二日酔いを軽くしたかったら、色の濃いバーボンを避けよう!?

2009-12-25 12:38:39 | 附属酒類経済研究所
ちょっと面白い、でもちょっと怖いニュースです。

アメリカのHealthDayの記事。

For a Lighter Hangover, Avoid Darker Drinks
Bourbon causes more pain than vodka, study finds

二日酔いを軽くするには色の濃いお酒は避けよう!!
実験により、バーボンはウォッカに比べ二日酔いが重いことが判明。

いや、タイトルどおりの記事でした。


実験は21~23歳の健康な男女95人を対象として実施。

被験者は1晩目にはウオッカまたはバーボンのいずれかを呼気中アルコール濃度が酩酊を示すまで飲み、2晩目にはアルコールを含まないプラセボ飲料を飲ませたそうです。


ちなみに、バーボンはこれ
(ワイルドターキーだそうです)

翌朝、二日酔いの程度を被験者に尋ねるとともに、神経心理学的検査を実施し処理速度、注意力、集中力を調べたほか、睡眠の質についても評価したそうです。

その結果、酩酊状態まで酒を飲むと翌朝の認知力が低下することが判明(当たり前ですね)。

また、バーボンではウオッカよりも二日酔いによる苦痛が大きかったということです(認知力および睡眠には影響はなかったそうです)。




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で、なぜ、バーボンの方がウォッカよりも二日酔いが重かったか?というのがこの研究のミソ。


Known as "congeners," these complex organic molecules include acetone, fusel oil and tannins, and are present in much higher quantities among darker liquors than lighter ones. Bourbon has 37 times as many congeners as vodka, for example.

実は、色の濃い酒にはアセトン、フーゼル油、タンニンなど「コンジナー(congener)」と呼ばれる副産物が多く含まれているためで、実験に用いられたバーボンにはウオッカの37倍のコンジナーが含まれているそうです。



ウォッカはアブソリュート





もちろん、この実験から「コンジナーが悪い!」と決め付けることはできないでしょうが、こうした研究を通じ、二日酔いのメカニズムがわかるのは良いことだと思います。


まあ、要は飲まなきゃいいんでしょうが。。。。。。実際、この記事も最後に米国立衛生研究所(NIH)の「二日酔いしないためには、男性でもビールを二杯まで」と見解を紹介しています。






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コメント (1)
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