牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

森鴎外、見てきたかのように「鰻酒」です。

2010-07-27 16:19:34 | 附属酒類経済研究所
土用の丑には、もちろん鰻。




(毎年、お取引さんのデパートさんの社販みたいなので買っている)



鰻そのものはやはり日本酒、でも、タレには赤ワインかなぁ、と思いつつ、結局両方を試してみました。


丑の日ということで、




和歌山の黒牛など





こちらはブログランキング
息抜きに、どうぞ!

応援のクリックも↑↑↑↑↑




さて、そんな鰻ですが、「鰻酒」というのがあるようです。



出所は、森鴎外の「渋江抽斎」




以下、引用です。



その六十三

 鰻を嗜んだ抽斎は、酒を飲むようになってから、しばしば鰻酒ということをした。茶碗に鰻の蒲焼を入れ、些しのたれを注ぎ、熱酒を湛えて蓋を覆って置き、少選してから飲むのである。抽斎は五百を娶(めと)ってから、五百が少しの酒に堪えるので、勧めてこれを飲ませた。五百はこれを旨がって、兄栄次郎と妹壻長尾宗右衛門とに侑め、また比良野貞固に飲ませた。これらの人々は後に皆鰻酒を飲むことになった。

(さすが鴎外の伝記。見てきたかのような記述です。)


蒲焼+たれに燗酒を注ぎ、少し経ってから飲む



タレの量にもよりますが、タレの味になってしまわないかと心配、です。



何かもったいない気もしますが、一度は試してみたい。今度中国の鰻でも買ってきてやってみようかなぁ?




★★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★★

何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

エコポイント事業にも参画中!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする