牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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仕込み水は荒川伏流水に非ず?23区唯一続く赤羽の蔵元「丸眞正宗」

2017-09-14 12:38:47 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
                           
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やっぱり思い込みというのはダメですね。



百貨店担当という訳ではないのですが、昨夕は日本橋の高島屋さんをのぞきに。


やってるやってる


蔵元の方が出てこられての試飲販売です。


頼もしい半纏の後ろ姿-○の中に「眞」-は、丸真正宗


丸真正宗の醸造元の小山酒造さんは、赤羽の蔵元
ちょっと前までは23区唯一の蔵元として有名でした。
(今では「23区で唯一清酒を造り続けている」というキャッチフレーズになっているようです)




そんな小山酒造さん、メインブランドはもちろん「丸眞正宗」ですが、昨年、大正期に名付けられながら一度廃番になった銘柄「東京盛(とうきょうざかり)」を復刻発売されました。


この東京盛、東京、しかも同じ23区内(というか、南北線)のよしみでウチでもお取り扱いさせて頂きましたが、昨年も今年も夏前には完売、となりました。
(今年は昨年の1.5倍!と言っていたら、ウチの担当が忖度して本当に1.5倍仕入れて売ってしまった)



今回はその東京盛も含め(在庫をかき集めたらしい)、次のようなラインナップで展開されています。

・丸眞正宗 大吟醸 1800ml、500ml、180ml
・丸眞正宗 吟の舞 720ml
・丸眞正宗 純米吟醸 1800ml、720ml
・丸眞正宗 吟醸辛口 1800ml、720ml
・丸眞正宗 江戸の鬼ころし 720ml
・丸眞正宗 本格辛口 1800ml、720ml


こちら

で、昨夕、蔵元さんとお話ししていて、初めて知ったこと。

小山酒造さん、場所は赤羽岩淵で、中山道の荒川の橋の手前にあるので、水も荒川の水(伏流水)だと思っていたのですが、実は「秩父を源流とする浦和の地下水脈の支流」ということです。



荒川も秩父を源流としているので、大きな意味での荒川水系ではありますが、別の水脈なんですね。

深さが110m(確か)ということで、ビルなどの杭を支えるいわゆる東京礫層よりももっと古くて深い地盤、舎人層とか江戸川層を流れてきているということになります。

これまでネタ的な会話の中で「23区で唯一の蔵元」「蔵は赤羽の荒川の傍ら」というと、「荒川の水でお酒なんか仕込めるの?」と返されることが多かったのですが、その先が言えていえませんでした。

蔵元さんに謙虚に聞いてみるべきでした。
反省、反省。

で、試飲販売は9月19日(火)まで。

東京盛は昨夕の段階で残り4本だったので今日はもう売り切れかもしれませんが、他も色々あります。
週末連休は是非是非日本橋高島屋さんへGO!!!



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