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昨日、「以下次号」と書いてしまったので、、、、、、
業界紙に出ていた「酒類の消費支出」ですが、県庁所在地別×お酒の種類別にみると、同じ近郊でも横浜市と千葉市とさいたま市が全然違う傾向になっているので、「これ、変じゃね」というお話。
このデータソース、その業界紙には「総務省統計局による」としか書いていない(けしからん!)のですが、ネタ的には「家計調査」だと思われます。
この統計、国としての重要な統計「基幹統計」の一つなので、そんな変なことはないと思うのですが、ちょっと概要を調べてみました。
まず考えられるのは、サンプル数。
上に掲げた「ポスター」を見ると、「全国約9000世帯」とあります。
日本の世帯数が5千万世帯くらいとして、5千世帯で1世帯が選ばれるということですね。
これって、かなりレアな当選確率で、これだと件のデータの「県庁所在市別」だと当たった世帯の趣味で変わっちゃうのでは?とも思ったのですが、ホームページを見ると、もうちょい詳しく書いてあった。
都道府県庁所在市及び大都市(川崎市、相模原市、浜松市、堺市、北九州市)については、市別の結果を公表するため、最低96世帯を配分している。
なるほど、この96世帯というのが統計的に多いか少ないかというのは色々ありますが、「100サンプルあれば」という見方もあるので、これだけでは「データ、変じゃね」ということにはなりません。
実際、この調査の結果で有名なのは「ぎょうざ」の消費量ランキング(宇都宮と浜松がしのぎを削っているやつ)ですが、ベストテンなどは比較的安定しているので、そこそこの精度はありそうです。
ただ、資料を読んでいくと、こんなことも書いてありました。
(ア) 1調査単位区当たりの調査世帯は6世帯とする。
(イ) 1調査員は2調査単位区を受け持ち、毎月12世帯を調査する。
(ウ) 調査世帯は6か月間調査を継続し、7か月目に他の世帯と交替する。
なんと! これによれば、調査対象世帯は半年毎に変わっていくんですね。
(それだけ、調査世帯にとって大変な調査なのでしょう。ご苦労様です)
お酒の場合、特に種類別になってしまうと、世帯による嗜好の差はギョーザに比べ、かなりありそう(ちなみに、ウチはウイスキーとか焼酎とかチューハイは年間でもほとんど買いません)なので、世帯の組み換えで「たまたま」ウイスキー飲みにあたってしまうとがあるのかもしれない。
ただ、それにしても比較的ポピュラーなビールや発泡酒でもばらついていますから、これはそもそも「お酒を買う」世帯が少ないので、それでもバラつきが出てしまうのでしょうか。
確かに自分は「ギョーザにはビール」ですが、人によっては「ギョーザにチューハイ」だったり「ギョーザにハイボール(≒ウイスキー)」かもしれないので、それだけでもサンプルが3つにばらけちゃいますね(あ、飲まない人は「ギョーザにウーロン茶」なので、さらにばらける)。
お酒の「種類別」 × 「県庁所在地別」という表章はちょっと厳しいのかもしれませんね。
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