きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ラッコ親子の別れ

2004-07-27 | 日記
昨日、kekeさんがお風呂に入っていたので、たまたまチャンネルをあちこち変えていたら、NHKでラッコの親子が紹介されていた。

ラッコは生まれて半年くらいは、母親とべったり暮らす。
母親がエサを取って来たエサをお腹の石や貝で割っていく食べ方を覚え、べったり暮らしている間は、母乳も吸って母親とじゃれあう。

そんな母親がある日、突然居なくなってしまうのだ。
ラッコの子供は、半日くらい鳴きながら母親を探す。
お母さんラッコかと思って鳴きながら近づくと、それは別のラッコの親子である。子供にちょっかい出されると思って払いのけるお母さんラッコが居たり、可哀想に思って食べ物を分けてくれるお母さんラッコも居る。

食べ物を分けてくれたラッコ親子とその日は一緒に過ごすが、その後、そこのお母さんラッコも突然姿を消してしまうのだ。
どうやら、これがラッコの親子の別れ方だそうなのだ。
子供が独り立ちできる時期に来ると、突然お母さんが姿を消してしまうのである。

今度は2人でそこのお母さんラッコを鳴きながら探すがみつからない。
そして、彼らは少しづつ食べ物の取り方を覚え、自立して生きていくのである。

誰から教えてもらった訳でもないのに、親子の別れ方も、自然に遺伝子にプログラムされているのだろうか。
動物親子の番組を観ていると、こっちも涙が出てくる。
生きているだけで、みんなドラマなんだね。

人間の反抗期も、きっと自立するためにプログラムされているのだろう。
私の親も、うるさくてうるさくてかなり辟易したけれど、あれが無かったら、結婚する事も家を出る事も子供を産む事も無かったように思う。
親はうるさい位で丁度いいのかもしれない。

kekeさんも家を出たくてしょうがないらしい。(親がうざいから)
でも、家を出たい言われると、何故かホッと安心してしまうのだった。

あのお母さんラッコ達は、あの後はどこへ行くのだろうか。
私は一人になったら、何を思うのだろうか。