きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

強くなるよ

2008-04-30 | 母子家庭だから思うこと
久しぶりにG子に会った。

どうしても昔の話になり、「なんであんなヤツと結婚しちゃったんだろう」と彼女は言った。

「そうすると娘が言うの。私が生まれてきたからよかったじゃない、って。」
「いい娘さんじゃない。うちの息子はそんなコト一度も言った事がないよ。」

そして、でもね、って私は言って
「うちらの夫達はまだカワイイもんかもしれないよ。中には奥さんにもナイショでシラ-っとしてる人もいるよ。離婚は体面が悪いからしたくない、奥さんは失いたくないからイイ顔してる。それでちょっと気になる女を励みに仕事して、会社で出世して稼いでオレは家庭も仕事も上手くこなしてますって・・・」と言った。

本当は誰もシアワセにはなってない。
私の元夫はそれでもまだマシだったんだよ。
私だって、何年も嘘つかれて騙されるより、これでよかったよ。。。
それに、あちらが妊娠したって私は一緒に償うほど当時愛情はなかったのだから。

と言いたかったけど、彼女は別の反応をして、違う話になってしまった。

「sakeちゃん、去年と言ってること違うね」と彼女は言って、「前の旦那さんと会える?」と訊いた。

「別に必要があれば会っても平気だけど・・会うメリットがないからなぁ。話も養育費の入る入らないしか、もう無いし。わざわざ時間と金遣ってまで会う意味がないんだよね。」
「それは無関心なのよ。好きの反対はキライじゃない。無関心なの。私もそうなんだ。もう何をしてても気にならないから。」

そうなのかなぁ。
好きの反対はキライじゃない、無関心なんだって。

誰かをキライになりたい、って思う時は無関心になればいいんだ。
それ、これからいろいろ使えるかもしれない。

ボンヤリ思い出すと、私がやっと気持的に落ち着いたのは、離婚して4年目の春のこと。
それまではうんと葛藤があった。
泣いた。
悔しかった。
戦った。
渦の中に居た時は分からなかったけど、今とは違う。

それがあって、今の私がいる。
頭と体全部で受け止めた経験は、二度と消えることはないだろう。
ボケるまでは。
だから、全部丸ごと受け止めるのが、私は好きだ。
どんな事だって。