仕事が混んでない土曜は、みんなもする事がなくて、昼休みからフリーセルをしてだらだら過していた。
やがてAさんは「何たら会の会合だから」と言って出て行こうとした時に、nanuさんが「会合と言う名の脱走か?」と言った。私はアハハと笑った。
そして、nanuさんと工事部長と私は、またフリーセルをやっていたのだが、やがてnanuさんは「郵便局に行ってくる」と言った。
「郵便局は土曜はお休みですよ?」
「大きな所はやってるんだよ、お金をおろすんだ」
「そうですか、行ってらっしゃい。」
そして、私は工事部長と黙々とフリーセルを続けていたのだがいつまでも帰ってこないので、「あれ?nanuさん郵便局に行ったまま帰って来ませんね?」と言った。
「そうだっけ?」
「そうですよ。」
工事部長はだんだんそわそわとしていたので、トイレに行った時に私は言った。
「もしかして工事部長も帰っちゃうんですか?」
「sakeさんも帰っていいよ。」
「私は・・Bossに見つかったら怒られるからいいですょ。。。」
工事部長は困った感じで机の周りの荷物を片付けたりしばらくしていたのだが、それは何とも言えない姿で私は思わず「もう帰っちゃってください」と言うべきかどうか迷うほどだった・・のだが、やがて彼自身が見切りをつけて、「現場を見て帰るね」と言って出て行った。
まだ5時まで1時間ある。
何とも悲しい気分になって、コーヒーメーカーのスイッチを切り、電気ポットのコードも抜いた。
それでも何とも居たたまれないどうしようもない気分になって、最初に出て行ったAさんに「とうとう一人になってしまいました」とメールを送った。
しかし、その後に秀クンが来た。
私は今までの成り行きを話すと、秀クンは「土曜はそうなんだよ。オレもFAXを送る約束しなきゃもう帰るつもりだったんだから。」と言った。
そのすぐ後にAさんが戻ってきた。お茶を入れようとしてたから私は思わず、nanuさんが郵便局に行ったままもう戻ってこなくて、工事部長も現場見て帰るねと言って出て行ってしまったから、もうポットのコンセントも抜いてしまいました。と言った。
「まだ温かいよ。」
「秀クンが帰ってきて、また入れたんです。いつも土曜はみんなこうなんですか?」
「そんなコトないよ。」
そうですよね!私、掃除しよっと、と言うと、秀クンが「これから電話するから後にしてよ」と言うので、トイレ掃除をする事にした。その後に社長室と応接室も掃除機をかけた。
さっき1人で寂しい思いをしたから、5時過ぎても仕事もないのにボンヤリ帰らないでいると、秀クンが「sakeさん、これ請求書を書いてよ」と仕事をはさむのだった。
そして、6時を回る頃予想外にBossが会社に現れた。そして見回し、今度の契約の話なんぞを始めた。コピーとか頼まれつつ何となく帰りそびれていると、やがてBossは帰って行った。
「sakeさん、7時過ぎちゃってるよ、雨も降って来たし」と秀クンに言われて、私はそろそろ支度を始める。
最近持ち歩いているビニールの雨用ズボンとレインコートで武装する。
Aさんが「30分かかるか・・・」と言った。
「メールでもいいから帰るなら帰ると正直に言って下さい!」
嘘つくこと、ごまかす事が一番キライだ。
稼ぎも少ないし、母子家庭で愛する人もいないけど、私は正直に素直に生きてきた。どんなに出世してどんなに稼いでたって夫婦揃っていたって、嘘で塗り固めた見せ掛けの人生なんて羨ましくも偉くも何とも思わない。ただのバカ人生さっ。
それだけが今の私の誇りなんだから。
他に好きな女ができたと言われて、堂々と離婚して1人で生きているんだ。どうだ、どこが恥かしいんだよ。子供と2人で生きてるぜ。
嘘をつくこと、ホントを隠してごまかす事、そんな人間はホンネで付き合えない。
私は一緒に仕事をしていく仲間をいつまでも好きで居たいんだ!
私はアナタとこれからずっと仕事をしていくんだから、キライになりたくないから、正直に言って下さい。帰るなら帰りますと、部長には言えなくても私にはメールで送ってください!
・・・・・と、nanuさんに言えたらいいけど。
言ってみたいけど、たぶんまた言えないだろうなぁ~~~・・・
nanuさんはいろんなポケットを持っているから、こっちの女がダメだと、他の女に写ってどうにか自分をごまかせる人なのだ。
私は違う。ポケットはたった一つしかないから、そこでごまかされたり、逃げられたりすると、うんと苦しむ。だから、ダメならダメだとはっきり言われた方がいいタイプだ。こう言う小さいことでもちゃんと言わないと、またヤラれる。そして私はそのうち彼を信用しなくなって、キライになってしまう。
だからそれだけは譲れない。私に対しては下手な嘘よりホンネを語ってほしい。
・・・・と、できればそこまで言ってみたいけど、たぶん無理だろうなぁ。。。。ヤレヤレ
ちなみにこの日のkekeとの夕飯はマックのハンバーガー。
家庭と職場の両立は女は難しい。
やがてAさんは「何たら会の会合だから」と言って出て行こうとした時に、nanuさんが「会合と言う名の脱走か?」と言った。私はアハハと笑った。
そして、nanuさんと工事部長と私は、またフリーセルをやっていたのだが、やがてnanuさんは「郵便局に行ってくる」と言った。
「郵便局は土曜はお休みですよ?」
「大きな所はやってるんだよ、お金をおろすんだ」
「そうですか、行ってらっしゃい。」
そして、私は工事部長と黙々とフリーセルを続けていたのだがいつまでも帰ってこないので、「あれ?nanuさん郵便局に行ったまま帰って来ませんね?」と言った。
「そうだっけ?」
「そうですよ。」
工事部長はだんだんそわそわとしていたので、トイレに行った時に私は言った。
「もしかして工事部長も帰っちゃうんですか?」
「sakeさんも帰っていいよ。」
「私は・・Bossに見つかったら怒られるからいいですょ。。。」
工事部長は困った感じで机の周りの荷物を片付けたりしばらくしていたのだが、それは何とも言えない姿で私は思わず「もう帰っちゃってください」と言うべきかどうか迷うほどだった・・のだが、やがて彼自身が見切りをつけて、「現場を見て帰るね」と言って出て行った。
まだ5時まで1時間ある。
何とも悲しい気分になって、コーヒーメーカーのスイッチを切り、電気ポットのコードも抜いた。
それでも何とも居たたまれないどうしようもない気分になって、最初に出て行ったAさんに「とうとう一人になってしまいました」とメールを送った。
しかし、その後に秀クンが来た。
私は今までの成り行きを話すと、秀クンは「土曜はそうなんだよ。オレもFAXを送る約束しなきゃもう帰るつもりだったんだから。」と言った。
そのすぐ後にAさんが戻ってきた。お茶を入れようとしてたから私は思わず、nanuさんが郵便局に行ったままもう戻ってこなくて、工事部長も現場見て帰るねと言って出て行ってしまったから、もうポットのコンセントも抜いてしまいました。と言った。
「まだ温かいよ。」
「秀クンが帰ってきて、また入れたんです。いつも土曜はみんなこうなんですか?」
「そんなコトないよ。」
そうですよね!私、掃除しよっと、と言うと、秀クンが「これから電話するから後にしてよ」と言うので、トイレ掃除をする事にした。その後に社長室と応接室も掃除機をかけた。
さっき1人で寂しい思いをしたから、5時過ぎても仕事もないのにボンヤリ帰らないでいると、秀クンが「sakeさん、これ請求書を書いてよ」と仕事をはさむのだった。
そして、6時を回る頃予想外にBossが会社に現れた。そして見回し、今度の契約の話なんぞを始めた。コピーとか頼まれつつ何となく帰りそびれていると、やがてBossは帰って行った。
「sakeさん、7時過ぎちゃってるよ、雨も降って来たし」と秀クンに言われて、私はそろそろ支度を始める。
最近持ち歩いているビニールの雨用ズボンとレインコートで武装する。
Aさんが「30分かかるか・・・」と言った。
「メールでもいいから帰るなら帰ると正直に言って下さい!」
嘘つくこと、ごまかす事が一番キライだ。
稼ぎも少ないし、母子家庭で愛する人もいないけど、私は正直に素直に生きてきた。どんなに出世してどんなに稼いでたって夫婦揃っていたって、嘘で塗り固めた見せ掛けの人生なんて羨ましくも偉くも何とも思わない。ただのバカ人生さっ。
それだけが今の私の誇りなんだから。
他に好きな女ができたと言われて、堂々と離婚して1人で生きているんだ。どうだ、どこが恥かしいんだよ。子供と2人で生きてるぜ。
嘘をつくこと、ホントを隠してごまかす事、そんな人間はホンネで付き合えない。
私は一緒に仕事をしていく仲間をいつまでも好きで居たいんだ!
私はアナタとこれからずっと仕事をしていくんだから、キライになりたくないから、正直に言って下さい。帰るなら帰りますと、部長には言えなくても私にはメールで送ってください!
・・・・・と、nanuさんに言えたらいいけど。
言ってみたいけど、たぶんまた言えないだろうなぁ~~~・・・
nanuさんはいろんなポケットを持っているから、こっちの女がダメだと、他の女に写ってどうにか自分をごまかせる人なのだ。
私は違う。ポケットはたった一つしかないから、そこでごまかされたり、逃げられたりすると、うんと苦しむ。だから、ダメならダメだとはっきり言われた方がいいタイプだ。こう言う小さいことでもちゃんと言わないと、またヤラれる。そして私はそのうち彼を信用しなくなって、キライになってしまう。
だからそれだけは譲れない。私に対しては下手な嘘よりホンネを語ってほしい。
・・・・と、できればそこまで言ってみたいけど、たぶん無理だろうなぁ。。。。ヤレヤレ
ちなみにこの日のkekeとの夕飯はマックのハンバーガー。
家庭と職場の両立は女は難しい。