あれから半藤一利さんの「あの戦争と日本人」を読み進めて、だいぶ終わりに近づいてきた。難しい言葉やら聞いたことがない人や、細かい数字は飛ばして飛ばしての飛ばし読みなので、全体の内容の1/3程度しか入ってきてないと思う。それでも読まないよりは良いと思う。
あの後から出てきた言葉は「八紘一宇」と言う言葉である。
これは戦前戦中は学校で教えられた思想の言葉のようである。
意味は「世界でケンカをしないで一つ屋根の下のように平和に暮らすのが理想」と言う意味らしい。最初は宗教家が提言した言葉なのだが、それが第二次世界大戦中に大きくなり、「日本は神の国だから、この戦いに勝って世界に一つ屋根のをもたらすぞ」という考え方の象徴の言葉となったそうである。
でもよく考えれば、イギリス、アメリカ、ロシアと言う国がありながら日本が世界のリーダーシップを取るなんて考えられないのだが、マスコミもそういう音頭をとった。(またそういう景気のいい記事を書いた方が売れ行きもよかった)
第二次世界大戦では、もう空中戦や潜水艦が主流となっているのに、日本は軍艦作りに金も頭脳もかけていた。(有名な軍艦「大和」など)これは日露戦争で海軍で勝った影響だろうという。原爆も研究が始まるが、ドイツを恐れて必死で作るアメリカと違い、その命は教授の机の引き出しにしばらく眠っていたそうである。そしてついに爆弾も数が足りなくなり精神論が頼みの綱、命を掛け犠牲になる特攻隊の話。。。(ここでもお偉いさんは遠くで命令するだけで、犠牲になるのは庶民の若者・・・現在の企業から搾取される若者と何だか似てますな、とチクリとイヤミも入る。)
パタン。。。
本を置いて考える。
そうなのだ、所詮日本はアジアの端っこの小さな国である。
人口は世界で何番目かよぉ知らんが、この小さな国が世界のリーダーシップを取るだなんて、あまりに無謀な話だったのではないか。
出る杭は打たれる。もっとおとなしく、イギリスやアメリカのご機嫌を取りながらエヘラエヘラしていればこんなことにはならなかったのでは。
今ある強い大きな国々が(アメリカ、中国、ロシア辺りかな)この「八紘一宇」の精神で世界を一つの屋根下で平和に暮らしましょうと思ってくれたらいいのに、結局みんな自分のことしか考えないからなーやれやれ。
この半藤さんの本をもっと読んでみようかなと思い、ネットで検索したら、あららら・・この方は左翼呼ばわりされていることが分かった。
確かに、現政権には反対論者だろうなとは思う。
でもこれが左翼の本を言われたら、いったい何を信じて近代史を勉強すれば良いのか悩みます。(-_-;)
いつもいつも思うのは、この国の近代史観と政治は右と左の角度があまりに開きすぎてて何を信じて良いのか読めば読むほど分からなくなる。
食品添加物もそうだが、読めば読むほどそれでは何を食べれば良いのか分からなくなるのと似てる。
でも負けたんだから、やはり「正しい」わけはないと思う。
あそこまで負けながら長引いたのは、言ってしまえば責任を取るべき立場の人が自分の所で終わりにしたくなかったからなのでは?!
そういう風にこの本を読んでいると、政治もそうなんだよね。
自分の負けを認めないでさらにズルズル行くのは一番始末が悪い。
失敗は起こりうるだろう。でももしも失敗したのなら、それを潔く認めてそれを終わりにした方がいいのでは。
(誰の何を言っているのではなく一般論である)
日本は報道の自由度が下がったというニュースもあるが、あれは誰が何を理由に決めているのだろうか。(それが事実ならやはりよろしくないのでは)
あの後から出てきた言葉は「八紘一宇」と言う言葉である。
これは戦前戦中は学校で教えられた思想の言葉のようである。
意味は「世界でケンカをしないで一つ屋根の下のように平和に暮らすのが理想」と言う意味らしい。最初は宗教家が提言した言葉なのだが、それが第二次世界大戦中に大きくなり、「日本は神の国だから、この戦いに勝って世界に一つ屋根のをもたらすぞ」という考え方の象徴の言葉となったそうである。
でもよく考えれば、イギリス、アメリカ、ロシアと言う国がありながら日本が世界のリーダーシップを取るなんて考えられないのだが、マスコミもそういう音頭をとった。(またそういう景気のいい記事を書いた方が売れ行きもよかった)
第二次世界大戦では、もう空中戦や潜水艦が主流となっているのに、日本は軍艦作りに金も頭脳もかけていた。(有名な軍艦「大和」など)これは日露戦争で海軍で勝った影響だろうという。原爆も研究が始まるが、ドイツを恐れて必死で作るアメリカと違い、その命は教授の机の引き出しにしばらく眠っていたそうである。そしてついに爆弾も数が足りなくなり精神論が頼みの綱、命を掛け犠牲になる特攻隊の話。。。(ここでもお偉いさんは遠くで命令するだけで、犠牲になるのは庶民の若者・・・現在の企業から搾取される若者と何だか似てますな、とチクリとイヤミも入る。)
パタン。。。
本を置いて考える。
そうなのだ、所詮日本はアジアの端っこの小さな国である。
人口は世界で何番目かよぉ知らんが、この小さな国が世界のリーダーシップを取るだなんて、あまりに無謀な話だったのではないか。
出る杭は打たれる。もっとおとなしく、イギリスやアメリカのご機嫌を取りながらエヘラエヘラしていればこんなことにはならなかったのでは。
今ある強い大きな国々が(アメリカ、中国、ロシア辺りかな)この「八紘一宇」の精神で世界を一つの屋根下で平和に暮らしましょうと思ってくれたらいいのに、結局みんな自分のことしか考えないからなーやれやれ。
この半藤さんの本をもっと読んでみようかなと思い、ネットで検索したら、あららら・・この方は左翼呼ばわりされていることが分かった。
確かに、現政権には反対論者だろうなとは思う。
でもこれが左翼の本を言われたら、いったい何を信じて近代史を勉強すれば良いのか悩みます。(-_-;)
いつもいつも思うのは、この国の近代史観と政治は右と左の角度があまりに開きすぎてて何を信じて良いのか読めば読むほど分からなくなる。
食品添加物もそうだが、読めば読むほどそれでは何を食べれば良いのか分からなくなるのと似てる。
でも負けたんだから、やはり「正しい」わけはないと思う。
あそこまで負けながら長引いたのは、言ってしまえば責任を取るべき立場の人が自分の所で終わりにしたくなかったからなのでは?!
そういう風にこの本を読んでいると、政治もそうなんだよね。
自分の負けを認めないでさらにズルズル行くのは一番始末が悪い。
失敗は起こりうるだろう。でももしも失敗したのなら、それを潔く認めてそれを終わりにした方がいいのでは。
(誰の何を言っているのではなく一般論である)
日本は報道の自由度が下がったというニュースもあるが、あれは誰が何を理由に決めているのだろうか。(それが事実ならやはりよろしくないのでは)
その前に日本は「人種差別撤廃」の法案を世界に求めたのですが、それが却下されたり、アメリカでの排日?みたいな流れで怒りがあった・・・昭和天皇も戦争の原因でそのようなことを言われいたようです。(昭和天皇の独白録より)
それはひどいですよね。
でもそれを思うと、私達も「どこそこの国民は民度が悪い」なんて言葉を使ってしまいますが、それは慎んだ方がいいかもしれません。(言いたくなる気持も分かりますが)
前に池上彰さんが「不当だと思うことは冷静に堂々と述べればいいのであって、反日とかそういう言葉はよくないのでは」とどこかの本で書いてましたが、たしかにそうかもしれません。
「自分がやられて嫌だったことを、自分が偉くなると下の者にする」・・・体育会系?でそういう部分があるけれど、これってもしかしたら、他の国には通用しないかもしれません。
そう、私ももっと父から祖母から叔母から、当時の話を聞いておけば良かったと思います。
父は昭和6年生まれだったけど、割とノンキと名誉で悲惨な話しが1つもありません。。。それはそれでまたちょっと違う気がします。
当時も今も日本人を描く時は眼鏡にカメラそして出っ歯でサル顔の人と相場が決まってますよね。
まぁ今はだいぶマシになってはいますが。
そんな“イエロー・モンキー”に世界を牛耳られてたまるか!
みたいな空気もあったと思います。
そして軍が力を持って その中での権力争いと決断力の無さが戦争を長引かせ若い命を奪った・・・ように思えます。
もっと祖母や両親から当時の話を聞いておけば良かったと 今さらながら残念に思います。
かめ石さんのコメントぜひぜひ読みたかったです。
その長文のコメントが一度でもアップされて削除というのなら(もちろん私は何もしてませんので)不思議ですが、アップされないのはタイムオーバー?!
でもこのコメント欄はgooIDを記憶する?ようなので、長い時間コメントを書いていることがトラブルになるのかもしれませんね。こういうネタの時は一度テキスト文書やワード文書で書いて、コピペする方が無難かも。
字数制限はかなりの文字書けると思いましたが、2つ3つに分けるとか。。。いつも長文がアップされないようですので、とても残念です。
かめさんも半藤さん、お好きでしたか。
明治と昭和を比較され、明治びいき過ぎるような気もしますが・・・実際、明治の頃の政治家の方が大物のような感じがしますよね。
これからあとがきを読みます。この1冊は達成感がありました。(^_^;)
ワールドニューオーダーって何だろう?
なぜかアップされませんでした。
不平等な条約、TPP とか、
ワールドニューオーダーのことまで書いたからかなあ?
半藤さんの最近の著作には、賛意を覚えます。
なぜ、コメントが消えたのだろう?
私も分からないけれど、少しでも入口に立てれば良いと思って、本のさわりを書いてみることにしました。
私はどちらでもないので、本を読むたびに影響されて、考えがクルクル変わります。
でもこんな話も書いてあるよ、あんな事もあったらしいよ、と書いてヒントになればなぁ~と思います。
池上彰さん辺りがもうちょっと突っ込んで、自分の意見を織り交ぜながら昭和史を語ったくれたらな~と思うのですが。
特定秘密法は私もあまりよく分かってないんですよね。
国家の秘密を公務員がバラしてはいけないって言うのではなかったでしたっけ?それはそれでやむを得ないような気がします。
この半藤さんは改憲、集団自衛権も反対の立場の方のようです。そこらが問題になっているのかもしれませんが、書いてあることが事実かどうかまで疑われると私も悩みます。
これから改憲問題もさらに議論が進むと思うので、なるべく自分も勉強したいと思うのですが。。。
でも一応半藤さんの指摘する過去の事実は正しいと信じて読んでいこうと思います。
おぼろげながら学ばせていただきました。
荒れそうになったら削除して
しまってくださいね。
この内容の本が左翼とは思えないですが・・。
事実をかいているだけなのでは??と
思いますが・・。
多分現政権の賛成派はこの内容が気に入らない
のでしょうね・・。食品添加物とはうまいたとえですね。
本と、そっくり!!例えば特定秘密保護法は戦争したい人に
受ける法だと私は思いますが・・あまりつっこんでかくと
sakeさんのブログが荒れるからやめておきます!!
この内容でも荒れたらごめんなさい。