神の領域
2012-09-09 | 友人
父の病院の帰り、訊いているのは桑田ケイスケの新しいアルバムだ。
車で遠回りして帰ろうとすると、携帯が鳴った。
G子である。
「娘が外泊して帰ってこないから1人で三浦海岸まで来てる。」と言う。
「1人でこんな行動を起こすなんて初めてだけど・・・海を見てるの。これもいいね。」と言う。
「そう!1人で海を見るのもいいものだよ。」
「sakeちゃんが前に言ったでしょ?1人で何でもできるようにしないから、男が寄って来るって。」
「そんな事言ったっけ?」
G子は「言ったよ」、と言って、だからなるべく1人で行動するようにしたんだ、と言う。
「入った新しいサークルでも食事に誘われたんだ。68歳のおじいちゃんだよ。」
「独身?」
「違う。」
「それじゃあねぇ。」
「断われないから行く事にしたんだけど。。。行き気がない。」
「食事だけつきあって、用があるからって帰ればいいんじゃないかなぁ。」
T男と最近二人で休日にウォーキングをしてると言う。
T男もはまってきたんだ、と言う。
「それはいいね、私は昨日大ケンカしたのよ。(笑)」と言うと、「なんでsakeちゃんが?!いつもは私なのに私が落ち着いたらsakeちゃんが?」と言うので、「私も人間ができてないから、時々キレちゃうのよ」と笑った。
「どうしたの?!」
「理由は別に余り無いの。久しぶりに会う約束をしてたのね、その日に社長がみんなで飲もうみたいな流れになって、もう私は帰ってしまってたから、電話が来て一緒にsakeさんも食事しようって話になったの。」
「うんうん。」
「早く帰れればその後会えるかなぁと思ったんだけど、12時なっちゃってね、社長が帰ってから、みんなサッサとお開きにしたんだけど、次の日も付き合いがあるから今日はもう帰ろうみたいになって、その言い方でプチとなったんだけど、その次の日に【今度は○日にしよう】と言うのが10日も先だから、それだけ忙しいのは分かってるんだけど、だから理由はないんだけど、その瞬間プチプチプチってキレて、いろんな事がガ~~~!っと出てきて、あれもこれもになっちゃったのよ。」
「sakeちゃん私みたいじゃん。」
「実はそう言う事もあるの、エヘヘ。」
「私なんかT男に会う日に文句を言ったら二度と会えなくなるよ。」
「えーーー!!T男ってそう言う人だっけ??」
「そうだよ。別に悪い事してるわけじゃないじゃない、彼」
「そうなんだけど、時々全てがガーーーーってなる時があるのよね。」
「それでその後どうしたの?」
「あぁ、仲直りしたよ、仲良くしようね、そうだね、って。」
「いいじゃん。」
「んー、あれは、そろそろ帰りたいから切り札を出してきたような気がする。。。まぁいいんだ、暴走になってて自分じゃもう引っ込みつかない状態だったから。」
G子は「バスの運転してる人(G子を気に入ってる)にも3ヶ月ぶりに偶然乗って声かけられたよ。一緒に出かけませんか?って」言うので、「いいじゃん。」と言うと「その気ないもん」と言う。
「独身の人?」(←最近最初に訊く言葉はコレばっか)
「分からない。」
「この前は指輪してたって言ってたっけ?」
「うん・・そんな気もしたんだけど。」
「訊くだけ訊いてみても良いかも。」
G子は「興味ないから」と言い、「あーあ、どうしてあんな男が好きなんだろう?」と言う。「どっかいい人いないかなぁ」と何回も言う。
「難しいね。」
「本当に楽しい時もあるし、これでもいいって思う時もあるし、むしょうに腹が立つ時もある。」
「うん。でもT男は休みの日に付き合ってくれるからいいじゃない。私は絶対そんなことないよ。(笑)」
「前は出てこなかった。。。でも何でだろう?ずっと私が言い続けていたからかなぁ、先週は残業で忙しくてT男に会えなかったのね、そしたら奥さんに【こんなに早く帰ってきて仕事がイヤになったのか】って言われたらしい。」
「そうなんだ。」と私は言って「もともと仕事好きじゃないよねあの人」「残業して無いよね」と二人で言った。
あーあ、とまたG子は言って「こんな思いばかりして、そのうち別れるんだろうな」と言う。
「sakeちゃん、虚しいね。」
「うん。」
「もっといい人いないかなぁ。。」
「そうね。。。でもこの年になって、こう言う気持を持てることも悪くはないかも。。」
私もG子も、本当は普通の奥さんでいて、普通に毎日料理をしたり洗濯をしたり旦那や子供の世話をして暮らしたかった。
ドキドキワクワクなんて要らなかった。
だけど何の因果か、いろんな縁が重なって、毎日うれしい事があったりキレたり泣いたりしている。
一昔前だったら、こう言う人間をケイベツしたし糾弾もしただろう。
そう考える人は、半分より多くいるだろう。
でも悪いとも思ってないし、肩身が狭いとも思ってない。
私とG子の気持はきっと似ていると思う。
私達は困らされてる。迷惑をこうむっている。
でも自分でしたこと。
全部自分がしたこと。私もあなた達も。
だけども「これからどうする」と言う選択肢が私だけにはない。
「そこから先は神の領域」と言う言葉も小林正観さんの本に書いてあった。
(最初にその言葉を使ったのは三浦綾子さんとのこと。)
自分で努力してどうにかできることと、そうでないことがあって
ここから先の行く末はまさに「神の領域」なのだと思う。
その時が来たらそれを運命と受け止めて、騒ごうが足掻こうが受け入れる。
今できることは、その覚悟をしていくことなのかな。
したって、しきれることじゃないんだけど。
いつかは別れる時がくる。
車で遠回りして帰ろうとすると、携帯が鳴った。
G子である。
「娘が外泊して帰ってこないから1人で三浦海岸まで来てる。」と言う。
「1人でこんな行動を起こすなんて初めてだけど・・・海を見てるの。これもいいね。」と言う。
「そう!1人で海を見るのもいいものだよ。」
「sakeちゃんが前に言ったでしょ?1人で何でもできるようにしないから、男が寄って来るって。」
「そんな事言ったっけ?」
G子は「言ったよ」、と言って、だからなるべく1人で行動するようにしたんだ、と言う。
「入った新しいサークルでも食事に誘われたんだ。68歳のおじいちゃんだよ。」
「独身?」
「違う。」
「それじゃあねぇ。」
「断われないから行く事にしたんだけど。。。行き気がない。」
「食事だけつきあって、用があるからって帰ればいいんじゃないかなぁ。」
T男と最近二人で休日にウォーキングをしてると言う。
T男もはまってきたんだ、と言う。
「それはいいね、私は昨日大ケンカしたのよ。(笑)」と言うと、「なんでsakeちゃんが?!いつもは私なのに私が落ち着いたらsakeちゃんが?」と言うので、「私も人間ができてないから、時々キレちゃうのよ」と笑った。
「どうしたの?!」
「理由は別に余り無いの。久しぶりに会う約束をしてたのね、その日に社長がみんなで飲もうみたいな流れになって、もう私は帰ってしまってたから、電話が来て一緒にsakeさんも食事しようって話になったの。」
「うんうん。」
「早く帰れればその後会えるかなぁと思ったんだけど、12時なっちゃってね、社長が帰ってから、みんなサッサとお開きにしたんだけど、次の日も付き合いがあるから今日はもう帰ろうみたいになって、その言い方でプチとなったんだけど、その次の日に【今度は○日にしよう】と言うのが10日も先だから、それだけ忙しいのは分かってるんだけど、だから理由はないんだけど、その瞬間プチプチプチってキレて、いろんな事がガ~~~!っと出てきて、あれもこれもになっちゃったのよ。」
「sakeちゃん私みたいじゃん。」
「実はそう言う事もあるの、エヘヘ。」
「私なんかT男に会う日に文句を言ったら二度と会えなくなるよ。」
「えーーー!!T男ってそう言う人だっけ??」
「そうだよ。別に悪い事してるわけじゃないじゃない、彼」
「そうなんだけど、時々全てがガーーーーってなる時があるのよね。」
「それでその後どうしたの?」
「あぁ、仲直りしたよ、仲良くしようね、そうだね、って。」
「いいじゃん。」
「んー、あれは、そろそろ帰りたいから切り札を出してきたような気がする。。。まぁいいんだ、暴走になってて自分じゃもう引っ込みつかない状態だったから。」
G子は「バスの運転してる人(G子を気に入ってる)にも3ヶ月ぶりに偶然乗って声かけられたよ。一緒に出かけませんか?って」言うので、「いいじゃん。」と言うと「その気ないもん」と言う。
「独身の人?」(←最近最初に訊く言葉はコレばっか)
「分からない。」
「この前は指輪してたって言ってたっけ?」
「うん・・そんな気もしたんだけど。」
「訊くだけ訊いてみても良いかも。」
G子は「興味ないから」と言い、「あーあ、どうしてあんな男が好きなんだろう?」と言う。「どっかいい人いないかなぁ」と何回も言う。
「難しいね。」
「本当に楽しい時もあるし、これでもいいって思う時もあるし、むしょうに腹が立つ時もある。」
「うん。でもT男は休みの日に付き合ってくれるからいいじゃない。私は絶対そんなことないよ。(笑)」
「前は出てこなかった。。。でも何でだろう?ずっと私が言い続けていたからかなぁ、先週は残業で忙しくてT男に会えなかったのね、そしたら奥さんに【こんなに早く帰ってきて仕事がイヤになったのか】って言われたらしい。」
「そうなんだ。」と私は言って「もともと仕事好きじゃないよねあの人」「残業して無いよね」と二人で言った。
あーあ、とまたG子は言って「こんな思いばかりして、そのうち別れるんだろうな」と言う。
「sakeちゃん、虚しいね。」
「うん。」
「もっといい人いないかなぁ。。」
「そうね。。。でもこの年になって、こう言う気持を持てることも悪くはないかも。。」
私もG子も、本当は普通の奥さんでいて、普通に毎日料理をしたり洗濯をしたり旦那や子供の世話をして暮らしたかった。
ドキドキワクワクなんて要らなかった。
だけど何の因果か、いろんな縁が重なって、毎日うれしい事があったりキレたり泣いたりしている。
一昔前だったら、こう言う人間をケイベツしたし糾弾もしただろう。
そう考える人は、半分より多くいるだろう。
でも悪いとも思ってないし、肩身が狭いとも思ってない。
私とG子の気持はきっと似ていると思う。
私達は困らされてる。迷惑をこうむっている。
でも自分でしたこと。
全部自分がしたこと。私もあなた達も。
だけども「これからどうする」と言う選択肢が私だけにはない。
「そこから先は神の領域」と言う言葉も小林正観さんの本に書いてあった。
(最初にその言葉を使ったのは三浦綾子さんとのこと。)
自分で努力してどうにかできることと、そうでないことがあって
ここから先の行く末はまさに「神の領域」なのだと思う。
その時が来たらそれを運命と受け止めて、騒ごうが足掻こうが受け入れる。
今できることは、その覚悟をしていくことなのかな。
したって、しきれることじゃないんだけど。
いつかは別れる時がくる。
出来れば家事をして旦那と子供の世話を焼いてるのが
私にはピッタリだと、今でも思います^^;
ぷちぷち☆って切れちゃったの?ww
sakeさんらしい(笑)
私はめったにそういう事ないです。
でも時々プチプチ切れた方がなんか女性って感じ^^
で、一生懸命切り札を出す彼氏ww
想像するとおかしいねww
そういうやりとりはあまりしたことないから
私からしたらかわいらしいです^^
今度はプチプチ切れたり、拗ねたり(どーやるのー!?)してみたいです♪
私もそうなんです。
でも、本当に主婦に専念してたら「1人になってもう一度ぐらい恋愛したい」って思ったかも。。。
どっちもどっちなのかもしれません。^^
ririさんは切れたり拗ねたりしないんですね。^^
怒られたり泣かれたりしても男の人も困るだけですものね。
いつも意識してないけど、鬱積したものがあって時々爆発するのかもしれません。
そうなった時は、もう何がどうなってもいいと思ってしまうのです。
私はriirさんのように冷静に恋にあたりたいですよ。。
いつも引きずられていますからね。。。