きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

昨日の続きの話

2020-11-19 | 息子keke

今日は昨日の話の続きです。

息子が引きこもってしまい困っていた頃、図書館で何かヒントはないものかと本を探していました。その時偶然見つけたのが、タイトルも忘れてしまいましたが、そのような子供を支援する学校関係の方が書かれた本だと思います。

そこには二つポイントが書いてありました。

①その(引きこもっている)子供を神様のように接すること。
②料理を手作りすること。

これを読んで「あんなドラ息子を神様のように接するなんてとてもできない!」「こんなに忙しいのに料理を手作りなんてできるはずがない!」と思って、パラパラ読んですぐに返してしまいました。

・・・でも未だにそのことを覚えているんです。
今、振り返ると、①も②も的を得ているかもしれない・・・と思うのです。

昨日も書きましたが1度kekeが「死んでやる」と言って家を出てしまいました。
その時、私はカレーを作っていたのです。自分がエビのカレーが食べたくて、エビカレーを作っていました。そして一緒にナスを入れたんです。エビもナスもkekeが嫌いなものでした。でも大きく切って入れればよけて食べられるだろうと思ったのです。
そしてその鍋を見た途端、kekeが「自分のキライなエビとナスを(分かってて)入れるなんて!」と家を飛び出して行ったのです。

でもよく考えてみると、神様に対してキライなものをお供えするバカいませんよね。
当時の私は息子を軽んじていたのです。
kekeが「大学を卒業できなかった自分は生きている資格が無い」と思い「アンタは自分の子供が好きなのではなく世間体を気にしてるだけ」と言い放ったのも、あながち間違いではなかった・・・そう思われても仕方が無い部分があったのです。

②の料理もそうかもしれません。
この時は「そんなみんな手作り料理にするなんて無理だよ」と思って知らん振りしていたのですが、ひょんなことから、数年後料理を手作りに切り替えることにしました。
最初の1年は、おかずがまずくてまずくて・・・それまでいつも同じ決まった味を食べていたので、味が薄くなったり、分量がいい加減だったりで、あまりおいしいとは思えなかったんです。。。

でもそのうちその薄味料理に慣れてしまうんです。そうするとどうなるかと言うと、薄い料理にも素材の味を感じたりして「これはこれでいいかな」と思ったりするんです。最初は「薄いなぁ~」と思っても、食べているうちにそうでもなくなったりするんです。
すると何が起きるかと言うと、それまで「この味じゃなければいけない」と思っていたストライクゾーンが広がってくるんです。
「これはこれでいいよね」
こういう感覚が、もしかしたら他にも伝染していくかもしれません。

でも当時、私は①も②もしていなかったし、無理して、しんどい気持ちのままやるようなことではないと思うのですが、心の片隅にとどめて、もしも「やってみようかな」と言う気持ちになれたら、やってみるのも良いかもしれません。

図書館では当時、いろんな本を探しました。子供の現実を書いたダイレクトな本よりも、自分の気持ちを支えるための「もっと楽でいいんだよ~」的な本が多かったように思います。
最後にはスピリチュアル的な「ありがとうを言い(念じ)続け、○万回になるといいことが降ってくる」とか、「ちょっとほしい物があったら、我慢しないで自分に『いいよ♪』って言ってあげて買ってあげましょう」とか、そういう次元になっていきましたが、それでも藁をもつかむつもりで「騙されたと思ってやってみよう」とやってみることにしました。

でもこれは心理学の本で読んだのですが、人間の脳は「楽しいから笑う」のではなく、笑った表情の筋肉から「楽しいと脳が判断してしまう」そうです。
だから、とにかく口角をあげて先にニコニコしてみると、自然と楽しくなってくるそうなんです。

「心がこもってなくてもいいから、とにかく『ありがとう』と言いましょう。それが貯金になって、ある時期からいいことがどんどん降ってきますよ。」

私はこれも、あながちウソではないと思っているんです。
そう言えば、最近これを忘れてサボっていましたが。。。。



8 コメント

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Unknown (marurobo36)
2020-11-20 00:04:54
凄いご苦労されていますね。。。
お話読んでいますと なんというか
気持ちの余裕が大事 そんな風に感じ取りました。
切羽詰まった感じが、keke君も息苦しかったんじゃないかな?? とも思いました。
カミさんも私も たまにカリカリしてしまって
尊にもストレスかけてしまっているんじゃないか??
って二人で 反省しあっています。。。
子育て って反省の繰り返しですね。。。(^^;
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Unknown (rikumama)
2020-11-20 03:02:58
こんばんは。

子育ての答えって、今すぐに出るのではなく、10年後、20年後、30年後に出るって聞いた事があります。

誰のせいでもなく、自分が育てたようになるって。
反省すること大です💧

子供って、自分の気持ちをどこに持って行けばいいのか分からない時期があるんです。
余計に自分でイライラしたりするんだと思います。

昔、NHK出版の「何故一人で食べるの」という本を読んだ事があります。
朝、学校へ来て具合いが悪くなる子、問題ある子に、朝ごはんの食卓の絵を描いてもらったら、見事に皆、個食でご飯らしいものを食べていなかったそうです。

息子の同級生が私に、運動会だと言うのに、自分の母親はコンビニで買ってきてハイって渡すだけと悲しそうに言ったのを覚えています。

食って、あなたの事を考えていますよということを形にしたものだと思うのです。
子供は敏感に感じ取ります。

sakeさんも楽しい食卓を囲んでいらっしゃるので、きっと幸せを感じていらっしゃるのだなと思いました。😊
子育てって、お餅と一緒で、捏ねて叩いて伸ばして丸めて、美味しくなります。
捏ねて叩いて伸ばした分だけ、丸くなって良い子になると思いませんか?😊
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こんばんは♪ (みみ)
2020-11-20 17:03:04
追い打ちをかけるつもりは全然ありませんよ 誤解しないでね。
当時のsakeさんを見ていて(あくまでもPC上で)なんか余裕がなくなってるなぁ
と感じてました。
けど反省している今は sakeさん偉いな! です。
子供って育てたようにしか育たないんですよね。
私も反省の日々ですよ(苦笑)
kekeくんは本当にいい子です。私が保証してもなんの足しにもならないでしょうが 心からそう思ってます。
親業って難しいけど親も子供に育ててもらうのでは?
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Unknown (があこ)
2020-11-20 21:18:21
こんにちは
思い当たることがあります
ありすぎます

でも間に合うかもしれない
と、思わせてくれてありがとうございます
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>maruさん (sake)
2020-11-20 21:24:29
maruさん、こんばんは!
子育て、難しいですよね。まだmaruさんのおうちは尊クンが小さいので余計思うようにならないことがありますよね。夜中も急に泣き出したり・・・寝たくても眠れないこともありました。
そういうのもストレスになって、ついイライラしますよね。みんなそうだと思います。

でも夫婦で反省しているなんて理想的ですね。
兄弟が多いのも大変だと聞くけれど、一人っ子も大変なんです。子供同士で放っておくという訳にはいかないから、ついつい目が行ってしまうんですよね。余計なことが気になったり・・

ほんとほんと、私もイライラしては、寝ている姿を見て反省したりの繰り返しでした。ふと気がつくとそんな繰り返しを30年です・・・まだまだmaruさんはこれから先が長いですね!^^
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>rikumamaさん (sake)
2020-11-20 22:10:47
rikumamaさん、こんばんは。
我が家も息子がギリギリまで寝ているので朝食はありませんでした。私も立ったままお弁当の残りを食べておしまいです。
土曜日も仕事に行っている日はコンビニでお弁当を買ってもらっていました。

子供は親が思う以上に敏感に感じ取るかもしれませんね。食はあなたのことを考えています、というサインですか、名言ですね。
食事を毎食作るようになったのもこの数年です。小学生の頃は背中を向けて家事をするより、一緒にTVを見たり、ゲームをする方がコミュニケーションが取れるのかなぁと思っていましたが、それもどっちが良かったのか今になると分かりません。

育てたように育つというのもそうかもしれません。
息子を見ていると、性格が自分とすごく似ているような気がします。休日に一緒に付き合ってくれたりするのも、私もそう言うところがありました。

息子に言わせると、ピアノを習わせてほしかったとか、親がもっと子供に勉強に興味を持たせるべきだったとか(科学とか)、すき放題にさせていたらバカになるに決まってるとか、いろいろ突っ込みどころがあるみたいです。
これから自分でそう言う点も改善して子育てしてくださいと思います。

rikumamaさんが言われるように、手を掛けた分だけ子供も感じとるもなのでしょう。
私も今になると反省点がいろいろあります。
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>みみさん (sake)
2020-11-20 22:27:36
ほんとですよね、親も子供に育てられている、そうだと思います。
大きくなると、力でどうにかしようとしてもダメなんですね。自分に自信がないから、自分の子育ても自信が持てず、悪い方へ悪い方へ目が向いていくのが子供にもうつるという悪循環が続いていました。
それで子供が上手く行かなくなると、更に自分に自信がなくなるという悪循環を回っていたんです。

それを止めるのは、自分に自信が持てるようになる・・ストレスがなくなることだったような気がします。
子供も変わりましたが、自分も勉強になりました。

でも同じように育てているのに、兄弟で性格が違うというのも不思議ですよね。^^私は1人しか育てませんでしたが、三者三様なのでしょうね。
3倍苦労もされてこられたのではないでしょうか。みみさんが前に「今食べているものが10年後の身体を作る」と書かれていたのを覚えていますが、子育てもそうなのかもしれませんね。^^

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>があこさん (sake)
2020-11-20 22:50:07
そうです、まだ間に合いますよ!

私の息子が大学辞める辞めないと言っていたのが19歳や20歳の頃です。
一皮むけたな、トンネルが明るくなったなと思ったのが26歳でした。
お友達で同じように26歳と言われていた方もいますし、会社の知り合いでは息子さんが30歳で外で働きだしたと言われた方もいます。

私の息子はその時サナギがチョウチョになったみたいに変わりました。男の子もサナギのような時期があるのかもしれません。

当時、図書館で美輪明宏さんの悩み相談の本がありました。それを読むと同じように引きこもった息子の悩みを持つお母さんの相談が乗っていました。
あの美輪さんだからどんな辛口コメントを出すかと思いきや、意外にも「家にいたいのなら、いればいいじゃない。」と回答されていたんです。
家の中で能力を発揮できるようなことをすればいいじゃない、と書かれていました。それを読んで目からウロコだったのを覚えています。(詳細には覚えていませんが、好きなようにさせなさいという回答でした。)

まだこれから息子さんも変わって行くと思います。全然遅くないと思いますよ。^^


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