読み始めた「日本国紀」だが、思いのほか面白くなってきた。
秀吉を過ぎ、江戸時代を過ぎ、今は開国のペリーの時期である。
徳川将軍も今まで二代目将軍秀忠以外は、大奥で女遊びをしているのかと思ったら、10代将軍の家治さんは政治は家臣に任せきりだったが愛妻家で囲碁が相当レベル(残った碁盤の記録ではプロ級)だったとか、士農工商で農民は年貢を搾り取られているのかと思いきや、それほどでも無かったとか、江戸時代は平和に暮らしていたようだ。
だがしかし、ヨーロッパではあの産業革命が起こり、みるみるうちに近代化してしまった。江戸時代当初は、日本の戦力も海外に負けないようなものだったが、江戸時代の鎖国状態で、かなり格差が開いてしまったそうである。
日本の近代化を迫ったのはペリーだ。それ以前にもロシアやイギリスから度々訪問や「国交を開いてよ」という人が訪れたが、幕府はそれを追い払ったりしていた。何十年も前からそういうやり取りがありながら、幕府はやっつけ仕事のようにその時追い払うばかりで、ヨーロッパの近代化をオランダ人や書物から知りながら大きな対策を立てて来なかった。
それを作者の百田さんはこう書く。
「それを自分は言霊主義ではないかと考えている。日本人は言葉に霊力があって、祝福を述べれば幸福が舞い降り、呪詛を述べれば不幸が襲い掛かると言う信仰がある。だからあってはならないことは口にしたり議論したりするのを無意識に避けているのではないか。」(一部要約)
それはあの第二次世界大戦でも「作戦が失敗するかもしれない」という配慮がなく無謀な作戦が取られたとも書かれている。
「現代においても世界の多くの国の憲法に書かれている「緊急状態条項」が日本にはない。それどころか国会で議論さえも行われていない。「最悪の事態が起こるかもしれない」という想定での議論が避けられるからである。」(原文のまま)
これを読んでなるほどなぁ~と思う。
アメリカのペリーは日本の資料を詳しく読んで「日本人は武力で脅すのが効き目がある」と知り尽くしてやってきた。アメリカはこれだけ軍備も力があるんだぞという軍艦だか蒸気だか何だかを持って脅しのようにやってきたのだ。そして「1年経ったらまた来るから返事を決めておいてくれ」と去っていくが、その1年幕府は何も対策を立てていなかったそうである。
(そして1年後慌てふためいて、どうにもならず国交を受け入れ、あとは外国がどんどんやってきて不平等条約を結んで行く・・・)
ここを読んで、パタッと本を閉じる。
今でもこの国の性質は変わっていない。
スパイ天国と言われ、情報はグーグルでも中国だかでもダダ漏れしていることだろう。
そしてこの先グローバルが進んでいったら、この国はどうなるのだろうか。
知れば知るほど大丈夫なのかなぁ~と思うのだが、それでも、中にいるとその危機感は感じられず、今日も明日も暢気な日々が続くのだった。。。
(これも一つのなんくるないさ~なのだろうか。)
前から思っていたのだが、これだけ科学技術があると言われている日本のはずなのに、グーグルとか、中国の何たらみたいな、情報網会社や独自の情報ツールが何故生まれないのだろう。この国に技術がないのだろうか。それともアメリカや他の国から妨害されて作ることができないのだろうか。
今はラインも、韓国のCIAに筒抜けだと言われているし、グーグルもアメリカから個人パソコン丸見え状態なのだろう。
日本独自でそういうツールを作れば、安心して使えるのに。。。。
この本を読んでいてだんだん楽しくなるのは、作者が日本を愛しているからだと思う。
日本人はこういう所が素晴らしかったんですよ、というのが書かれていて、読んでいてとっても楽しい。
「あぁ日本人でよかった~」って思える。それがとても嬉しくてワクワクしまう。
地図を作った伊能忠敬さんは、49歳で隠居して50歳から江戸で勉強を始め、55歳から足で歩いて測量をして日本地図を作ったそうだ。
それが誤差が1000分の1程度の正確さだったとか。今の私の年で歩いて日本全土を測量するなんて考えられない。それも当時のもっと寿命の短い時代だからひたすら驚きである。
そんな日本人もいるのか~と思うと、何だか嬉しいな♪
秀吉を過ぎ、江戸時代を過ぎ、今は開国のペリーの時期である。
徳川将軍も今まで二代目将軍秀忠以外は、大奥で女遊びをしているのかと思ったら、10代将軍の家治さんは政治は家臣に任せきりだったが愛妻家で囲碁が相当レベル(残った碁盤の記録ではプロ級)だったとか、士農工商で農民は年貢を搾り取られているのかと思いきや、それほどでも無かったとか、江戸時代は平和に暮らしていたようだ。
だがしかし、ヨーロッパではあの産業革命が起こり、みるみるうちに近代化してしまった。江戸時代当初は、日本の戦力も海外に負けないようなものだったが、江戸時代の鎖国状態で、かなり格差が開いてしまったそうである。
日本の近代化を迫ったのはペリーだ。それ以前にもロシアやイギリスから度々訪問や「国交を開いてよ」という人が訪れたが、幕府はそれを追い払ったりしていた。何十年も前からそういうやり取りがありながら、幕府はやっつけ仕事のようにその時追い払うばかりで、ヨーロッパの近代化をオランダ人や書物から知りながら大きな対策を立てて来なかった。
それを作者の百田さんはこう書く。
「それを自分は言霊主義ではないかと考えている。日本人は言葉に霊力があって、祝福を述べれば幸福が舞い降り、呪詛を述べれば不幸が襲い掛かると言う信仰がある。だからあってはならないことは口にしたり議論したりするのを無意識に避けているのではないか。」(一部要約)
それはあの第二次世界大戦でも「作戦が失敗するかもしれない」という配慮がなく無謀な作戦が取られたとも書かれている。
「現代においても世界の多くの国の憲法に書かれている「緊急状態条項」が日本にはない。それどころか国会で議論さえも行われていない。「最悪の事態が起こるかもしれない」という想定での議論が避けられるからである。」(原文のまま)
これを読んでなるほどなぁ~と思う。
アメリカのペリーは日本の資料を詳しく読んで「日本人は武力で脅すのが効き目がある」と知り尽くしてやってきた。アメリカはこれだけ軍備も力があるんだぞという軍艦だか蒸気だか何だかを持って脅しのようにやってきたのだ。そして「1年経ったらまた来るから返事を決めておいてくれ」と去っていくが、その1年幕府は何も対策を立てていなかったそうである。
(そして1年後慌てふためいて、どうにもならず国交を受け入れ、あとは外国がどんどんやってきて不平等条約を結んで行く・・・)
ここを読んで、パタッと本を閉じる。
今でもこの国の性質は変わっていない。
スパイ天国と言われ、情報はグーグルでも中国だかでもダダ漏れしていることだろう。
そしてこの先グローバルが進んでいったら、この国はどうなるのだろうか。
知れば知るほど大丈夫なのかなぁ~と思うのだが、それでも、中にいるとその危機感は感じられず、今日も明日も暢気な日々が続くのだった。。。
(これも一つのなんくるないさ~なのだろうか。)
前から思っていたのだが、これだけ科学技術があると言われている日本のはずなのに、グーグルとか、中国の何たらみたいな、情報網会社や独自の情報ツールが何故生まれないのだろう。この国に技術がないのだろうか。それともアメリカや他の国から妨害されて作ることができないのだろうか。
今はラインも、韓国のCIAに筒抜けだと言われているし、グーグルもアメリカから個人パソコン丸見え状態なのだろう。
日本独自でそういうツールを作れば、安心して使えるのに。。。。
この本を読んでいてだんだん楽しくなるのは、作者が日本を愛しているからだと思う。
日本人はこういう所が素晴らしかったんですよ、というのが書かれていて、読んでいてとっても楽しい。
「あぁ日本人でよかった~」って思える。それがとても嬉しくてワクワクしまう。
地図を作った伊能忠敬さんは、49歳で隠居して50歳から江戸で勉強を始め、55歳から足で歩いて測量をして日本地図を作ったそうだ。
それが誤差が1000分の1程度の正確さだったとか。今の私の年で歩いて日本全土を測量するなんて考えられない。それも当時のもっと寿命の短い時代だからひたすら驚きである。
そんな日本人もいるのか~と思うと、何だか嬉しいな♪
そしてイザとなると慌てふためく・・・さらに「誰かがなんとかしてくれる」のを待つ。
第二次世界大戦の時だって「神風が吹く」と信じていたのですから。
情報のダダ洩れ これはもっと国が本腰入れて対策を講じて欲しい。
じゃないと10年後には海外への出稼ぎで糊口をしのぐ国になりそう。
若い世代が将来に希望を持てない国は滅ぶしか無いですからね"(-""-)"
なかなか読み進まないと書かれていたので、そんなに面白くない本だったのかと思っていたら、進むにつけ面白くなってきたんですね。
百田さんが、日本の子供達が、日本が大好きになる歴史本を書きたいと始められた本と聞きました。
歴史は、今の日本を作ったもの。。
それを、振り返る事によって、いい事悪い事、学べますよね。
アメリカ人は、アメリカが大好きで、誇りをもっています。
日本もそういう国になって欲しいです。
日本人のメンタルの中に死への美学と潔さがあるからですね。
何処かの国の様に他国に逃亡するという考え方はありません。
やる時はやる、この精神があるからゼロ戦があった訳です。
また、昔の人は常に勉強し勝つ技を訓練していたんだと思います。何人かの人は海外に渡航し相当に詳しく調査していたんだと思います。
しかし、戦後、米国の洗脳教育と、社会主義の勢力に押され骨抜き状態になってしまったのが原因だろうと思います。
最近の若者を見ていると、そういった思想を跳ね飛ばし未来に向かっているような気がしますので期待しても良いと思います。
最も面倒な団塊の世代が居なくなると、より一層マトモな国になると思います。
こちらなんて、何年も前から大地震が起こると言われているのに・・やらねばと思いながら防災用品も買っていないまま・・・><
今度は平安時代から読んでますが、昔からこの国は「神様が守ってくれる」みたいな所がありますよね。(^_^;)元寇とかも。
ほんとです。ネットのセキュリティとかも、日本って甘いような気がします。それだけ頭がいい人がいるなら、もっと警戒して万全を期してくれればいいのに・・・海外の出稼ぎか・・・そんなこと考えたことありませんでした。
ほんと、若者が希望を持てる国にならないとですよね。(-_-;)
面白いので、今晩は平安時代の終りから読んでいます。私は日本史が好きだったんですが、知らないことがいろいろ書いてあってそれも面白いです。
へぇ~!日本の子供たちが日本を好きになるように書かれた本でしたか。
納得しました。元寇の戦いに勝つ所も、今までは台風でたまたま勝てたのかと思っていましたが、日本の御家人達の戦いぶりもしっかり書かれていて、「日本人って戦いに強かったんだな~」ということが分かります。
1回読んだぐらいでは頭に入らないので、買おうかな~とまで今は思っています。(^_^;)
ほんと!日本人ももっと自分の国に誇りを持っていいですよね!その方が楽しいし前向きな気持になれますよね!
日本人は他国に逃亡するということはないですよね。
また平家と源氏の規模の大きい戦いでも、武士のみで戦われていて、一般民衆は巻き添えになっていないそうです。ヨーロッパや中国は市民がたくさん犠牲になるのに、日本はそのような記述が全くないのだとか。
「戦争では一般市民を殺さない」と決めた世界のハーグ条約は明治32年のもので、それより1,000年も前から日本はその精神があったと書いてあります。
日本って改めてすごい~!んですね~(^o^)丿
日本人って努力家で戦いも上手だったんですね。
それが今は・・・・(-_-;)
週休二日制になり、授業数もへり、休むことばかり考えて・・そんなことばかりしてたら、資源もないのだから外国に勝てるわけありません。
まさに骨抜きにされているのだと思います。
明治時代の日本を取り戻したいですね。
今の若者ぉ~?そんな気合があるのかなぁ~
我が息子も何も考えておらず、家に帰ればゲームばかりしてますよ。ゆとり教育も今にして思えば、米国の洗脳教育の一つだったのでは?!