プロ野球でもキャンプが熱を帯びてきていますが、プロでもというか、プロだからこそというか、いろんな工夫をこらしていることが紹介されますね。
昨年、一躍注目されたのは、ロッテの金森コーチの「ふすま打法」(?)ですね。ドアスイングならぬ、ふすまを開けるような動作が一番力が出るとの理論です。キャンプでの練習シーンでは、上腕二頭筋のあたりを紐で固定してバッティング練習をさせていました。よくヒジを締めるために脇にモノを挟んだりしますが、これはふすまを開ける動作のためのものです。
それから、広島だったか、ティーバッティングで二つのボールをトスし、「上」とか、「下」とか指示された方を打つ練習をしていました。
重心移動を確認するために、歩きながらトスバッティングを行う選手も紹介されていました。T-岡田は、プロに入ってから変化球への対応が出来ず持前の長打力を活かせずにいましたが、昨年ノーステップでの打法に切り替えて、爆発したのだそうです。世界の王選手も、素材は抜群だったもの、やはり体重移動がうまくなく、その課題を克服するために、たどりついたのが一本足打法だったそうです。
昨日書いた中田翔も、去年まで差し込まれていた速球への対応を高校の先輩西岡剛からアドバイスされ、今につながっているそうです。その中身は、脇を締めるという当たり前と言えば、当たり前のことですが、少年野球のような単純なことではなく、最初に書いたロッテ金森コーチのふすま打法のことでしょうね。
こうしたことを見たり、聞いたりするにつけ、野球というのはクレバーでなければ出来ないスポーツだと改めて思いますし、スポーツエリートと思われる選手たちでも、その育てられ方はさまざまで、意外と自分の頭で考える習慣を身に付けていないこともあるんだぁと驚かされます。
何はともあれ、今年も熱い戦いを期待です。
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今日のジョグ
は、ちょい遅でお休み。