プロ野球はいつの間にか交流戦が始まり、昨日は巨人対楽天の新旧エース対決でした。勝ち星は増えないものの新人らしからぬ堂々たるピッチングを続ける沢村投手ですが、昨日はヒットと自らのワイルドピッチで序盤に3点を失いました。対する岩隈はベテランらしい心憎いピッチングで完璧な出来でしたが、肩の違和感を訴え途中降板、最終回に巨人が逆転する遠因となりました。
しかし、被災地を勇気づける役割が期待され、上々のスタートを切った楽天ですが、防御率は2点台なものの、打撃は2割3分前後と貧打にあえぎBクラスに低迷しています。スタッフの入れ替えも行われました。磯部打撃コーチ補佐の二軍降格を始め、かなり大幅な入れ替えだったようですが、責任は本当なら「補佐」ではなく、責任者の「打撃コーチ」にあるのではないかと思います。
田淵打撃コーチはヘッドコーチも兼務しているので、降格するわけにはいかないのでしょうが、前にも書いたように、そもそも五輪で大失敗した「お友達内閣」自体が問題なんじゃないかという気がしなくもないんですが。最近の敗戦続きで星野監督のインタビューは短時間で、吐き捨てるようなコメントが多くなってきて、野村監督のような味はありません。中日・阪神時代のような厳しさ(?)を出していくような雰囲気もうかがえます。
しかし、すべてのチームでそれが成功するとも限りませんし、何か裸の王様の菅首相に似てきたような気がするのは、気のせいでしょうか。東北を元気づけるためにも、何とかがんばってほしいんですけどね。
と、前置きがだいぶ長くなりましたが、本題は散ドラ打線のことでした。前のHPがすっ飛んでしまったので、しばらくデータ更新をしていませんでしたが、会員ページの散ドラ個人成績を更新したところ、散ドラ打線も極度の貧打に喘いでいます。去年は打撃不振の楽天と同じくらいの打率でしたが、出塁率は5割近くありました(四球の多さゆえですね)。それが今年は打率1割台前半、出塁率も2割ちょっとです。やはり貧打に喘いでいた、うちの倅たちの代ときよりも低いくらいです。
散ドラには更迭するだけのコーチもいません(ただでさえ少ないのにいなくなってしまいます)。責任をとらずに申し訳ありませんが、散ドラ諸君たち自身にがんばってもらうほかありません。人により課題は違うかもしれませんが、まずはタイミングをとること(自分が振ったバットに当たってくれるわけじゃありません)、そして、簡単に打ち取られないように食らいついていくこと(少年野球はカーブを投げるわけじゃありません)。特にツーストライクになってからは、それまでのように大振りしない、見逃さない、意地でも当てる、を心掛けてください。そして、打ってからはボールなんて見ずに、全力で一塁に走ってください。そうすれば、何かが起きる可能性があります。
脱・貧打!