津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

朝の横断歩道

2007-02-24 00:19:54 | 徒然
 信号機のない通学路になっている横断歩道に、小さな子供の姿があった。ランドセルがいやに大きく見える。ゆっくりブレーキを踏んで、車をとめるとその子は深々と頭を下げた。ふと前方を見ると大きなランドクルーザーが走ってくる。子供に気がついているか・・・慌てて前照灯をフラッシングして合図を送った。今風にあごひげを蓄えた40前後かと思える男性は、私の心配は無用であったらしく、横断歩道の前で静かに停車した。子供は再度左右を確かめるように首を二三度振り、そして右手を大きく上げると、胸を張って5~6メートルほどの道を急ぎ足で横断していった。そして今一度深々と頭を下げると、今度は友達でも見つけたのだろうか、走り出して視界から消えていった。私はランドクルーザーの男性に目を移し、軽く頭を下げた。男性はニコニコ顔で片手を挙げると一言つぶやいた・・・「どうも・・・」彼は間違いなくそうつぶやいた(と思う)。彼にもあんな年頃の子供がいるのかもしれないなー
朝の一分にも満たないこの出来事は、今日一日を心豊かにさせてくれた。我が家も、内孫・外孫二人の女の子が今年は新一年生。恙無く健やかに・・
ただそれを祈るばかり
コメント (2)
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