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近世の東海道 |
清文堂出版 |
近年、格段に進む交通史研究の成果をふまえた正確な概説書。
宿場の景観、宿役人や本陣、街道の諸施設、また自然災害の問題も取り上げる、近世東海道理解の絶好の書。
■本書の構成
口絵
はじめに
一、近世東海道の前提
1 古代の東海道/2 中世の東海道/3 戦国大名の伝馬制度/4 豊臣政権下の交通制度
二、近世宿駅制度の成立過程
1 「東海道五十三次」の成立/2 元和・寛永期の交通政策/3 京街道四宿と「五十七次」/4 元禄・正徳・享保期の宿駅改革
三、宿と街道の諸相
1 宿場の成り立ち/2 本陣とその役割/3 街道の諸施設/4 自然災害と東海道
四、助郷制の成立と展開
1 寛永の助馬令と寛文期の意義/2 元禄七年の助郷改革/3 享保十年の助郷改革/4 助郷の拡大と病弊
五、東海道を旅した人々
1 学者・文化人の旅/2 外国人の旅/3 女性の旅/4 庶民の旅
参考文献/あとがき
■著者・本多隆成(ほんだ たかしげ)……静岡大学名誉教授