文化の日、熊本は穏やかな秋晴れの一日となった。晩秋の朝は涼しさも極まり、朝散歩も両のこぶしが冷たく感じられるようになった。
奥方は私用で外出、留守居を仰せつかって特段することもなく一日家の中である。
TVのチャンネルをカチャカチャしているうちに「全日本剣道選手権」を放映しているのに出くわし、しばし観戦とあいなった。
準決勝から決勝に至る三試合は流石と思わせる見事な試合、熊本県警の西村選手を応援したのだが惜しくも敗戦、決勝は思いがけない福岡勢同志の若い二人によって争われた。そして筑波大3年の竹ノ内佑也選手が、学生として43年ぶりに大会を制し初優勝した。(特に準決勝の抜き胴が最高だった)
見事な試合に感動してしまった。剣道とか弓道とか日本古来からの武道は、その動きが大変美しく魅力的である。
文化の日にふさわしい試合であった。