津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■着物の着付け

2024-11-25 12:44:23 | 徒然

                                                                       
 この画像はダイレクト出版のPRに使われているものである。(お叱りを受ける可能性が大いにあるが・・・)
実はこの画像左右が逆になっている。着物の召し合せが左前になっているし、左腰にあるべき刀も逆になっているから単純なミスによるものである。
着物は相手方から見て、の字に見えるように着る。「右前」というが、右手で「懐手」ができるように着る。
「左前」は死に装束共、また経営が立ちいかぬ状態を形容したりする言葉として縁起の悪い言葉として知られる。

 この画像を偶然見て思い出したのだが、今年の夏、遠来の友人とお会いするため出かけた折の、帰りの電車(熊本では市電のことを電車と云う)に乗った折、若い男性が祭りにも出かけられたのだろう、着物(浴衣?)を着ておられたが、これが「左前」の着付けだった。
座席に座っている私の目の前に立っているから気になって仕方がない。
じろじろ見ないように目を伏せていたが、その人の左手がやけに動く。

彼は左効きだったのだ。なるほどと合点はいったが、これが果たして通用するのだろうかと大いに気になった処である。

 洋服は男は「右前」、女は「左前」である。これも随分以前の事だが、若い女性が男物のYシャツを羽織っているのに気付いた。
これはファッションだろうから兎角は申し上げぬが・・・着物はやはりまずいような気がしてならない。

 仕立物で生計を立てていた母親のせいで、こんなことはついつい知識となったいる。

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