Sightsong

自縄自縛日記

タリバム!@ケルンのGloria前とStadtgarten前

2019-05-29 14:11:52 | アヴァンギャルド・ジャズ

ちょうどタリバム!のふたりもドイツに滞在してライヴをやっている。ケルンでの演奏に駆けつけることができた(2019/5/28)。

Talibam!
Matt Mottel (keytar)
Kevin Shea (ds)

ケルンに住むエミさんに苺パフェをご馳走になって、そろそろかなと歩いていくと、確かに赤い「メールス・バン」がとまっている。車上には来月のメールス・ジャズ祭のバナー、そしてマット・モッテルとケヴィン・シェイが準備中。近くのGloriaというハコではカマシ・ワシントンが演奏するということで長蛇の列。しかしメールス・バンにも次第に人が集まってきた。さすがゲリラ。

かれらはおもむろに演奏をはじめた。マットのキーターはドローンでもサイケデリックでもダークでもハッピーでもあり、観る者を陶然とさせる。頭から妙なものを被っているが、これはdegenderingなんだと言っていた。一方のケヴィンもひたすら叩く。叩くことに集中することが叩くことへの最大のリスペクトだと言わんばかりだ。これは通行人も足を止めるだろう。

しばらくして誰かからのクレームがあったようで、よし場所を変えようということになった。3日前にタリバム!がライヴを行ったばかりのStadtgartenである(わたしはその前にカーラ・ブレイ・トリオを観た)。中で演っているコンサートを邪魔しないように、休憩時間か終わってからかに行うことになった。スーパーでビールなど買ってきてしばらく歓談。

もちろん再開したあとも、かれらはエネルギーをまったく落とさない演奏を続けた。

終わってから皆で近くのZimmerman'sという店でハンバーガーを食べた。ベース奏者のルーカス・ケラーさんと、かれが参加した数十人のコントラバス奏者によるアンサンブル(セバスチャン・グラムス指揮、齋藤徹、バール・フィリップスら参加)のことや、かれのバンドについて聞くことができた。ケルンに来る際に、ダンスの皆藤千香子さんと、ケルンに住むグラムスの話をしていたことがきっかけである。これもまた縁。

ちょうどFBを開いたら、日本でタリバム!と共演したばかりの今西紅雪さんが誕生日だというので、ケヴィン、マットのふたりとクレイジーなハッピー・バースデイを歌って送った。何をしているのか。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4

●タリバム!
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
タリバム!&パーティーキラーズ!@幡ヶ谷forestlimit(2019年)
Talibam!『Endgame of the Anthropocene』『Hard Vibe』(JazzTokyo)(2017年)

●ケヴィン・シェイ
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
タリバム!&パーティーキラーズ!@幡ヶ谷forestlimit(2019年)
スティーヴン・ガウチ+サンディ・イーウェン+アダム・レーン+ケヴィン・シェイ『Live at the Bushwick Series』(-2019年)
MOPDtK@Cornelia Street Cafe(2017年)
Pulverize the Sound、ケヴィン・シェイ+ルーカス・ブロード@Trans-Pecos(2017年)
Bushwick improvised Music series @ Bushwick Public House(2017年)
Talibam!『Endgame of the Anthropocene』『Hard Vibe』(JazzTokyo)(2017年)
ヨニ・クレッツマー『Five』、+アジェミアン+シェイ『Until Your Throat Is Dry』(JazzTokyo)(2015-16年)
クリス・ピッツィオコス『Gordian Twine』(2015年)
PEOPLEの3枚(-2005年、-2007年、-2014年)
MOPDtK『Blue』(2014年)
MOPDtK『(live)』(2012年)
MOPDtK『The Coimbra Concert』(2010年)
ピーター・エヴァンス『Live in Lisbon』(2009年)
MOPDtK『Forty Fort』(2008-09年)