Sightsong

自縄自縛日記

「JazzTokyo」のNY特集(2020/2/1)

2020-02-07 07:59:34 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」のNY特集(2020/2/1)では、パトリック・シロイシへのインタビューを翻訳・寄稿した。といってもインタビュアーのシスコ・ブラッドリーがNY在住なだけで、パトリック・シロイシはロサンゼルス近郊で活動している。

>> 連載第40回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 パトリック・シロイシへのインタビュー

Photo by Turbo

●パトリック・シロイシ
パトリック・シロイシ『Descension』(2019年)
パトリック・シロイシ『Bokanovsky’s Process』、『Tulean Dispatch』、『Kage Cometa』(JazzTokyo)(2018年)
「JazzTokyo」のNY特集(2018/4/1)

●Jazz Right Now
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喜多直毅+元井美智子+久田舜一郎@松本弦楽器(JazzTokyo)

2020-02-07 07:52:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

代々木の松本弦楽器(2020/1/18)。喜多直毅、元井美智子、久田舜一郎によるギグのレビューをJazzTokyo誌に寄稿した。

>> #1121 喜多直毅+元井美智子+久田舜一郎

Naoki Kita 喜多直毅 (vln)
Michiko Motoi 元井美智子 (三味線, 箏)
Shunichiro Hisada 久田舜一郎 (小鼓)

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8

●喜多直毅
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
ハインツ・ガイザー・アンサンブル5@渋谷公園通りクラシックス(2019年)
喜多直毅+西嶋徹『L’Esprit de l’Enka』(JazzTokyo)(-2019年)
宅Shoomy朱美+北田学+鈴木ちほ+喜多直毅+西嶋徹@なってるハウス(2019年)
喜多直毅+元井美智子+フローリアン・ヴァルター@松本弦楽器(2019年)
徹さんとすごす会 -齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)
喜多直毅+翠川敬基+角正之@アトリエ第Q藝術(2019年)
熊谷博子『作兵衛さんと日本を掘る』(2018年)
喜多直毅クアルテット「文豪」@公園通りクラシックス(2018年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+齋藤徹@横濱エアジン(2018年)
ファドも計画@in F(2018年)
齋藤徹+喜多直毅@板橋大山教会(2018年)
齋藤徹+喜多直毅+外山明@cooljojo(2018年)
齋藤徹+喜多直毅+皆藤千香子@アトリエ第Q藝術(2018年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+齋藤徹@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
翠川敬基+齋藤徹+喜多直毅@in F(2017年)
喜多直毅+マクイーン時田深山@松本弦楽器(2017年)
黒田京子+喜多直毅@中野Sweet Rain(2017年)
齋藤徹+喜多直毅@巣鴨レソノサウンド(2017年)
喜多直毅クアルテット@求道会館(2017年)
ハインツ・ガイザー+ゲリーノ・マッツォーラ+喜多直毅@渋谷公園通りクラシックス(2017年)
喜多直毅クアルテット@幡ヶ谷アスピアホール(JazzTokyo)(2017年)
喜多直毅・西嶋徹デュオ@代々木・松本弦楽器(2017年)
喜多直毅+田中信正『Contigo en La Distancia』(2016年)
喜多直毅 Violin Monologue @代々木・松本弦楽器(2016年)
喜多直毅+黒田京子@雑司が谷エル・チョクロ(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
うたをさがして@ギャラリー悠玄(2015年)http://www.jazztokyo.com/best_cd_2015a/best_live_2015_local_06.html(「JazzTokyo」での2015年ベスト)
齋藤徹+喜多直毅+黒田京子@横濱エアジン(2015年)
喜多直毅+黒田京子『愛の讃歌』(2014年)
映像『ユーラシアンエコーズII』(2013年)
ユーラシアンエコーズ第2章(2013年)
寺田町の映像『風が吹いてて光があって』(2011-12年)
『うたをさがして live at Pole Pole za』(2011年) 

●元井美智子
喜多直毅+元井美智子+フローリアン・ヴァルター@松本弦楽器(2019年)

●久田舜一郎
齋藤徹+久田舜一郎@いずるば(2019年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)


アーロン・ネイムンワース+ダニエル・カーター+ジョー・ヘルテンシュタイン+ザック・スワンソン『Live at the Bushwick Series』

2020-02-07 07:28:17 | アヴァンギャルド・ジャズ

アーロン・ネイムンワース+ダニエル・カーター+ジョー・ヘルテンシュタイン+ザック・スワンソン『Live at the Bushwick Series』(gaucimusic、2018年)を聴く。

Aron Namenwirth (g)
Daniel Carter (woodwinds)
Zach Swanson (b)
Joe Hertenstein (ds)

スティーヴン・ガウチが毎月曜日にブルックリンのブッシュウィックで主催するギグのひとコマである。

ダニエル・カーターの多楽器奏者としての個性はとても変わっている。管楽器でありながら従来のフロント的に主旋律やアドリブをわがものにするでもなく、かといってアンサンブルに貢献する意識があるでもなく、そして決して埋没などしない。小節の区切りだとか短期的な主導だとかは過激に棄て去られ、もっと達観して広い時間単位でサウンドを動かしているようだ。

これに対し、アーロン・ネイムンワースがまたおもしろいアプローチで絡む。ふわっと漂うカーターの雲に事件のように楔を打ち込んだり、カーターがトランペットを吹くときにどちらがギターかトランペットかわからなくなるようなあり方で並走したり、その相互の立ち位置が変わり続ける。

それゆえに、ベースが低音を刻むことが単なるリズムの役割ではなく、その意味を問われているようなあり方になっている。そのことはジョー・ヘルンシュタインのドラムスも同様で、ガジェットの服を脱いだり着たり、前に出たり後ろに退いたり。

つまり管楽器とギターが入ったカルテットだと思って聴くと混乱するし損をする。なぜこの4人は同じ場で共演しているのかと絶えず意識しながら聴いてしまい、それがまたおもしろい。固まった観念を平然と崩してくれる音楽。推薦。

●アーロン・ネイムンワース
アーロン・ネイムンワース+エリック・プラクス+ショーン・コンリー+ジョン・パニカー『Hurricane』(2018年)
Bushwick improvised Music series @ Bushwick Public House(2017年)

●ダニエル・カーター
ダニエル・カーター+ウィリアム・パーカー+マシュー・シップ『Seraphic Light』(JazzTokyo)(2017年)
マシュー・シップ『Not Bound』(2016年)
トッド・ニコルソン+ニューマン・テイラー・ベイカー+ダニエル・カーター@6BC Garden(2015年)
ダニエル・カーター『The Dream』、ウィリアム・パーカー『Fractured Dimensions』(2006、03年)
『TEST』(1998年)

●ジョー・ヘルテンシュタイン
ジョー・ヘルテンシュタイン『HNH』(2013年)